2020年11月29日
ペップとシメオネ――。愛弟子が語る、正反対の戦術を用いる両指揮官の“共通点”【小宮良之の日本サッカー兵法書】
戦術は、戦略を遂行するための手段である。 それは、サッカーの世界ではチームのキャラクターとなっている。いかに戦うのか。それを日々の練習で鍛え上げ、確立する。その色は、90分の中で否応なく出てき... 続きを読む
2020年11月29日
ペップとシメオネ――。愛弟子が語る、正反対の戦術を用いる両指揮官の“共通点”【小宮良之の日本サッカー兵法書】
戦術は、戦略を遂行するための手段である。 それは、サッカーの世界ではチームのキャラクターとなっている。いかに戦うのか。それを日々の練習で鍛え上げ、確立する。その色は、90分の中で否応なく出てき... 続きを読む
2020年11月26日
“コンバート”で掴んだ成功――。世界を席巻した元オランダ代表の名ストライカーはMFで伸び悩んでいた…【小宮良之の日本サッカー兵法書】
オランダ、アイントホーフェンの郊外にあるヘッフェンという町を訪れたことがある。 欧州最高のストライカーの一人だったオランダ代表ルート・ファン・ニステルローイのルポルタージュだった。彼がどのよう... 続きを読む
2020年11月16日
3バックか4バックか――。Jリーグではここ1、2年で“潮流”に変化が【小宮良之の日本サッカー兵法書】
Jリーグでは、2、3年前まで3バックが全盛だったが、昨年からは4バックが増えてきた。今やJ1では、上位のチームは大半が4バックだし、J2でも4バックを採用するチームが少なくなくなった。「3人セ... 続きを読む
2020年11月04日
ユベントスの新旧エースに共通する“最大の違い”【小宮良之の日本サッカー兵法書】
サッカー選手はピッチに立てば、誰もが勝ちたい気持ちを持っている。負けは悔しい。その激情が、勝者のメンタリティーとかいう言葉で語られる。「負けたいと思っている選手なんていない」 それは一つの真理... 続きを読む
2020年10月26日
“ストライカーの指南役”小林伸二監督の下で北九州FWディサロ燦シルヴァーノが覚醒【小宮良之の日本サッカー兵法書】
「ストライカーは育てるものではなく、生まれるもの」 それは一つの定説で、真理に近い。 生来的な資質、キャラクターが大きく影響する。得点を取る才能はトレーニングでは得られない、というのが定石であ... 続きを読む
2020年10月20日
イニエスタ、長谷部、ゴディン…単純なスピードよりも、それを活かす「知性」が尊ばれるべきだ【小宮良之の日本サッカー兵法書】
走る。 日本人は良くも悪くも、スポーツにおいてはそこに焦点を当てるのが嫌いではない。 サッカーでも例えば、スプリントを何回したか。その数字から何かを導き出そうとする。速く走ることは、多く走るこ... 続きを読む
2020年10月17日
利点ばかりではない「5人交代制」――サッカーの醍醐味が失われる懸念も…【小宮良之の日本サッカー兵法書】
試合中の交代人数が、緊急的に変更された。コロナ禍の影響で、3人交代が原則だった試合は、スケジュールの過密化による体力面を考慮。2人増えて、5人交代が可能になった。 この変化は、小さくない。 5... 続きを読む
2020年10月05日
出遅れた王者マリノスにCFジュニオール・サントスがもたらした“効果”【小宮良之の日本サッカー兵法書】
サッカーは90分、そして一つの大会、もしくは1シーズンという長丁場の勝負である。ミクロ的な視点は大切だが、マクロでしか判断できないこともある。一つ一つの積み重ねの連続が、勝敗を分けているのだ。... 続きを読む
2020年10月04日
戦術が“オタク化”する日本。元神戸監督リージョは「トランジション」すら好まなかった【小宮良之の日本サッカー兵法書】
昨シーズンはヴィッセル神戸で監督を務め、現在はマンチェスター・シティでジョゼップ・グアルディオラの右腕としてコーチをしているファン・マヌエル・リージョと、筆者は何度かサッカー論を語り合ったこと... 続きを読む
2020年09月21日
「女好きで素行が悪い」そんなイメージだったブラジル人がラ・リーガに起こした“化学反応”【小宮良之の日本サッカー兵法書】
「ブラジル人は酔っ払いで、夜は踊り狂い、度を超える女好きで、とにかく素行が悪い」 実は1990年代に入るまで、スペインではこんな噂が信じられていた。イメージを極端にしたものだろう。その昔、「日本... 続きを読む
2020年09月18日
ドイツとはまるで違う日本人選手の“スペイン挑戦”。「なぜ言葉がわからない人間にパスを出す必要がある」【小宮良之の日本サッカー兵法書】
海外挑戦。 それは一括りにするべきではない。例えば、ヨーロッパだけで見ても、各国、成功する条件は違っている。その難易度も当然、別だ。 例えば、ドイツでは日本人の勤勉さ、規律正しさ、真面目さが尊... 続きを読む
2020年09月02日
度量の大きいジダン、“明智光秀タイプ”のエメリ…多様なリーダーシップの“種類”【小宮良之の日本サッカー兵法書】
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公である明智光秀は、織田信長の配下として優秀な家臣団を作っていた。信望を得られるだけのリーダーシップがあったのだろう。光秀は篤実な性格のリーダーで、内政事業... 続きを読む
2020年08月27日
EL制覇を成し遂げた、“古典的な10番”バネガを活かすセビージャのクオリティー【小宮良之の日本サッカー兵法書】
8月21日、セビージャはヨーロッパリーグ決勝でインテル・ミラノを3-2と逆転で下し、6度目の王者(前身のUEFAカップから含めて)に輝いている。 セビージャは、アルゼンチン代表MFエベル・バネ... 続きを読む
2020年08月21日
世界と戦うために迫られる「陣形の選択」――Jリーグでは3-4-2-1が主流だが…【小宮良之の日本サッカー兵法書】
兵法には定石がある。例えば、戦力的に上位の方が鶴翼の陣という鶴が大きく翼を広げたように横に大きく展開し、相手を包囲殲滅する陣形を用いる。一方で戦力的に下位の方は、魚鱗の陣をしばしば採用。魚の鱗... 続きを読む
2020年08月13日
久保建英はビジャレアルの“伝説”カソルラになれるか?「違うのは利き足ぐらいだが…」
「久保建英は、サンティ・カソルラになれるか?」 それが今回、編集部から受けた原稿依頼のテーマである。 35歳になるカソルラは、スペインを代表するMFの一人と言える。EURO2008、EURO20... 続きを読む