甘党もビール党もたまらない! 試合日の食事は旧市街地で。


ムール貝にビール。これがフランドル地方の定番だ。下の写真は巨大マルシェ「ブラッドリ・ド・リール」で出されたムール・フリットで、いただくのはリール市長のマルティーヌ・オブリー氏。 (C) REUTERS/SUN
ところで、この広場周辺に足を運べば、きっと甘い香りが漂っていることにすぐ気付くはず。名物ゴーフル・リロワーズ(リール風ゴーフル)の屋台があるからです。ドゴール大統領の母は、有名な老舗「Meert(メールト)」にゴーフルを買いに通ったといわれています。
でも、もっと有名なのはビールです!
そもそもリールとその周辺には、「Estaminet(エスタミネ)」と呼ばれる不思議なカフェがあります。語源は今も謎。パリなどで見られるカフェとは異なり、フランドル地方独特の雰囲気で、飲むのもワインよりビールなのです。夜は生演奏の音楽も加わるとか。
ゴット記者と『ラ・ヴォワ・デュ・ノール』紙の皆さんが「絶対オススメ!」と厳選してくれたのは、「ヴィユ・リール」と呼ばれる旧市街にある「Au Vieux de la vieille(オ・ヴィユ・ド・ラ・ヴィエイユ)」という名のエスタミネ。是非行ってみましょう!
また、この地にはビールを使った郷土料理もたくさんあります。
白ビールを使ったジュレ(煮凝りテリーヌ)の「ポッチュヴェルシュ」、牛肉を黒ビールで長時間煮込んだ「カルボナード・フラマンド」、魚か鶏肉のクリーム仕立てお鍋のような「ウァトゾイ」……。
そして言わずと知れた「ムール・フリット」! 山盛りムール貝の煮込みにフリットというのは、やはりベルギーに近いリールならではの楽しみです。ビールにも白ワインにもよく合い、日本人好みでもあります。
毎年9月に「グラン・プラス」で開催される「ブラッドリ・ド・リール」(世界中から観光客が集まる巨大マルシェ)では、何と数10トンものムールが食され、空のムール貝が山と積まれるスペクタクルなシーンが有名になっています。
どれを食べたいかにもよりますが、ゴット記者によると、グラン・プラスのすぐ隣のリウール広場にある「Le Flore(ル・フロール)」は、フランス風ながらフラマン郷土料理も出してくれるそうです。グラン・プラスを見たついでに行けるので便利です。
また、「リール・フランドル」駅前にある「Les trois brasseurs(レ・トロワ・ブラッスゥール)」も、「アクセスが良く、簡単に郷土料理にありつける」そうです。
予算に余裕がある方用(でも25~50ユーロと手が届く範囲)にゴット記者が推薦してくれたのは、旧市街の「Le Bloempot(ル・ブロゥムポット)」。「若い名シェフ、フローラン・ラデイン氏が経営する、郷土料理を提供するレストランドで、テレビでも話題になった」とのことです。
いずれにせよ、旧市街は必見の散策場所。スタジアム周辺には食事処がないので、無人運転メトロで早めにリール市内に戻り、旧市街で食事をしましょう。フランドルの伝統を残しつつ早くから欧州統合に対応してきたリールの、一味違った魅力をご堪能あれ!
文:結城 麻里
【主なアクセス】
◇パリからリール
高速鉄道TGVで「パリ・ノール」駅発→「リール・フランドル」駅または「リール・ユーロップ」駅下車 ※所要時間約1時間
◇スタッド・ピエール・モーロワ
メトロ1番線で「リール・フランドル」駅発→「カトル・カントン・スタッド・ピエール・モーロワ」駅下車
◇グラン・プラス
「リール・フランドル」駅から徒歩
◇ヴィユ・リール(旧市街)
グラン・プラスからブルス通りとグランド・ショセ通りを使って徒歩
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でも、もっと有名なのはビールです!
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ゴット記者と『ラ・ヴォワ・デュ・ノール』紙の皆さんが「絶対オススメ!」と厳選してくれたのは、「ヴィユ・リール」と呼ばれる旧市街にある「Au Vieux de la vieille(オ・ヴィユ・ド・ラ・ヴィエイユ)」という名のエスタミネ。是非行ってみましょう!
また、この地にはビールを使った郷土料理もたくさんあります。
白ビールを使ったジュレ(煮凝りテリーヌ)の「ポッチュヴェルシュ」、牛肉を黒ビールで長時間煮込んだ「カルボナード・フラマンド」、魚か鶏肉のクリーム仕立てお鍋のような「ウァトゾイ」……。
そして言わずと知れた「ムール・フリット」! 山盛りムール貝の煮込みにフリットというのは、やはりベルギーに近いリールならではの楽しみです。ビールにも白ワインにもよく合い、日本人好みでもあります。
毎年9月に「グラン・プラス」で開催される「ブラッドリ・ド・リール」(世界中から観光客が集まる巨大マルシェ)では、何と数10トンものムールが食され、空のムール貝が山と積まれるスペクタクルなシーンが有名になっています。
どれを食べたいかにもよりますが、ゴット記者によると、グラン・プラスのすぐ隣のリウール広場にある「Le Flore(ル・フロール)」は、フランス風ながらフラマン郷土料理も出してくれるそうです。グラン・プラスを見たついでに行けるので便利です。
また、「リール・フランドル」駅前にある「Les trois brasseurs(レ・トロワ・ブラッスゥール)」も、「アクセスが良く、簡単に郷土料理にありつける」そうです。
予算に余裕がある方用(でも25~50ユーロと手が届く範囲)にゴット記者が推薦してくれたのは、旧市街の「Le Bloempot(ル・ブロゥムポット)」。「若い名シェフ、フローラン・ラデイン氏が経営する、郷土料理を提供するレストランドで、テレビでも話題になった」とのことです。
いずれにせよ、旧市街は必見の散策場所。スタジアム周辺には食事処がないので、無人運転メトロで早めにリール市内に戻り、旧市街で食事をしましょう。フランドルの伝統を残しつつ早くから欧州統合に対応してきたリールの、一味違った魅力をご堪能あれ!
文:結城 麻里
【主なアクセス】
◇パリからリール
高速鉄道TGVで「パリ・ノール」駅発→「リール・フランドル」駅または「リール・ユーロップ」駅下車 ※所要時間約1時間
◇スタッド・ピエール・モーロワ
メトロ1番線で「リール・フランドル」駅発→「カトル・カントン・スタッド・ピエール・モーロワ」駅下車
◇グラン・プラス
「リール・フランドル」駅から徒歩
◇ヴィユ・リール(旧市街)
グラン・プラスからブルス通りとグランド・ショセ通りを使って徒歩
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