４月25日のプレミアリーグ35節で、２位のトッテナムがWBAと１-１で引き分けたため、同節にスウォンジーに４-０と快勝していた首位レスターは勝点差を７に広げ、いよいよリーグ初制覇に王手を懸けた。
 
　レスターは５月１日に行なわれる36節のマンチェスター・ユナイテッド戦に勝利すれば、２日後にチェルシーとのロンドン・ダービーに臨むトッテナムの結果を待つことなく優勝が決まる。
 
　その36節のユナイテッド戦で、レスターは敵地オールド・トラフォードに乗り込むのだが、実は彼らにとってこのスタジアムは鬼門となっているのだ。
 
　公式戦における、レスターのオールド・トラフォードでの通算成績は５勝10分け29敗と大きく負け越し。イングランド代表MFのアンソニー・コッティーの得点で１-０と逃げ切った1997-98シーズンのプレミアリーグでの一戦を最後に白星から遠ざかっている。
 
　データ面での圧倒的不利に、さらに追い撃ちをかけるのが、ここまでリーグ戦22得点を挙げているエース、ジェイミー・ヴァーディーの欠場だ。
 
　34節のウェストハム戦で２度の警告を受け、退場を告げられた際に主審に暴言を吐いたことで、ヴァーディーには通常の出場停止処分の他に、もう１試合の出場停止と罰金１万ポンド（約160万ポンド）の追加処分が４月26日、FA（イングランド・サッカー協会）より正式に発表されたのだ。
 

※レスター戦はJ SPORTSで独占放送