「目標へ向かって起こす行動に、無駄なことなんてひとつもない」
直近の試合では、試合中に選手同士で要求し合うシーンが多く見られるようになってきた。
「福西監督が求めていることでもありますが、早くチームが一つになる、より連係を深めるうえで要求していくことは大事で。そこで話し合って理解し合って握手することが答えではないんです。重要なのは互いが考えていることを知ること。時に言い合いになることもありますが、それでも続けていくと、試合のある局面でパッと要求し合ったことが頭をよぎるようにもなりますから」
さらに自発的に選手同士で話し合う機会も増えてきた。
「ピッチでプレーするのは選手たちですから、プレーしやすい状態に自分たちで調整していくのも大事です。間違いなくいい兆候ですね」
9月からはリーグ昇格トーナメントとなる関東社会人サッカー大会進出をかけ、上位チームとの戦いが始まる。
「もう全勝しかないという気持ちで、練習の雰囲気も選手の意識もより高まってきています。現状をポジティブにとらえるならば、ある意味選手たちの精神力は鍛えられています。この正念場を乗り越えれば、チームはより力をつけ、よりひとつになれます」
ギリギリの戦い。見ている方はドキドキしっぱなしの展開だが、逆にチームにとっては最高の経験をしているとも言える。
「小中学生に対して話をさせてもらう時にも言ったりもします。『すべてにおいて、いきなり変わることはできません』と。そして変わろうとしたら、最初の一歩にすごく勇気が要る。でもそこを踏み出せば新しい世界が広がるかもしれない。そして少しずつでも続けることで確実に変わっていく。つまり成長していく。目標へ向かって起こす行動に、無駄なことなんてひとつもないんです」
この言葉には柴村のこれまでの人生が反映されている。引っ込み思案で人に話しかけられなかった少年時代。自分を変えたいと思って高校入学後から思い切ってアクションを起こした。最初は汗びっしょりになるほど緊張した。それでも話しかけ続けることで大学時代にはごく自然なこととなり、教職をとって人前で話せるようになった。今では講演を行なうほどにまでなった。何年もかけてコツコツと、それこそリフティングの回数を1回ずつ伸ばすように自分を変えていった。人もチームも結局、成長や変化を志すなら、苦しみをも受け入れる勇気が必要だということだ。
「福西監督が求めていることでもありますが、早くチームが一つになる、より連係を深めるうえで要求していくことは大事で。そこで話し合って理解し合って握手することが答えではないんです。重要なのは互いが考えていることを知ること。時に言い合いになることもありますが、それでも続けていくと、試合のある局面でパッと要求し合ったことが頭をよぎるようにもなりますから」
さらに自発的に選手同士で話し合う機会も増えてきた。
「ピッチでプレーするのは選手たちですから、プレーしやすい状態に自分たちで調整していくのも大事です。間違いなくいい兆候ですね」
9月からはリーグ昇格トーナメントとなる関東社会人サッカー大会進出をかけ、上位チームとの戦いが始まる。
「もう全勝しかないという気持ちで、練習の雰囲気も選手の意識もより高まってきています。現状をポジティブにとらえるならば、ある意味選手たちの精神力は鍛えられています。この正念場を乗り越えれば、チームはより力をつけ、よりひとつになれます」
ギリギリの戦い。見ている方はドキドキしっぱなしの展開だが、逆にチームにとっては最高の経験をしているとも言える。
「小中学生に対して話をさせてもらう時にも言ったりもします。『すべてにおいて、いきなり変わることはできません』と。そして変わろうとしたら、最初の一歩にすごく勇気が要る。でもそこを踏み出せば新しい世界が広がるかもしれない。そして少しずつでも続けることで確実に変わっていく。つまり成長していく。目標へ向かって起こす行動に、無駄なことなんてひとつもないんです」
この言葉には柴村のこれまでの人生が反映されている。引っ込み思案で人に話しかけられなかった少年時代。自分を変えたいと思って高校入学後から思い切ってアクションを起こした。最初は汗びっしょりになるほど緊張した。それでも話しかけ続けることで大学時代にはごく自然なこととなり、教職をとって人前で話せるようになった。今では講演を行なうほどにまでなった。何年もかけてコツコツと、それこそリフティングの回数を1回ずつ伸ばすように自分を変えていった。人もチームも結局、成長や変化を志すなら、苦しみをも受け入れる勇気が必要だということだ。