リアル“南葛SC”は「関東リーグ昇格」を果たせるか? 福西崇史監督が語る、そのビジョンと決意

カテゴリ:特集

伊藤 亮

2019年07月03日

「プロよりアマチュアの方がすごい」

指揮官としてルーキーイヤーを迎えた福西監督。プロリーグとは異なる環境だけに、思うところも多いようだ。写真:田中研治

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 南葛SCで自身初めての指揮を執る福西崇史監督へのインタビューシリーズの第3回は、目標の関東リーグ昇格に向けた展望と、その決意を語る。いよいよ勝負の後半戦へと突入するチームを指揮官は、どのようにして「勝利」に導いていこうとしているのか。さらには、同時追求するチームの「成長」についてどう考えるのか。
 
 まずは、指揮官としての“ルーキーイヤー”で感じ取った監督の楽しさや、難しさ、さらには選手やサポーターへの想いを明かしてもらった。
 
――◆――◆――
 
 監督としてのキャリアは1年目。学ぶことも多い。
「僕自身の勉強でもありますしチャレンジでもあります。結果を出さなきゃいけない、成長もしなきゃいけないのは選手個々だけでなく、チームだけでなく、自分もそうです。S級ライセンスは取得していますが、自分はアマチュアの環境をよく知らないのでプロとの違いを学んでいる最中です。選手たちからはもちろん、運営面に関してはコーチや総務からも話を聞くようにしています。審判のジャッジに関してもそう。プロと違うからといって自分が乱れるわけにはいかない。なので、練習中にプロ基準のファウルがあったとしてもプレーを止めないようにして自分の目を慣らすようにしたりしています。我慢している部分もありますが、それも含めて監督の楽しさであり、覚悟を決めてやっています」
 
 アマチュアという点では、仕事をしながらサッカーをする選手たちを純粋に尊敬している。
「プロよりアマチュアの方がすごい。プロはサッカーをするのが当たり前ですが、アマチュアは仕事をするのが当たり前の中でサッカーの活動をしている。仕事などがメンタルに影響してくる。その中でパフォーマンスを上げなければならない。コンディションの維持も難しいですし、把握するのも難しいですね。プロならGPSなどを装着してコンディションを数値化することもできますが、それもできない現状では、やはり気持ちの強さが問われることになるでしょうが、自分としてはサッカーの部分でできる限り助けてあげたい。それはいつも考えていることです」
 
 アマチュアだからこそ、スポンサーや行政、サポーターの支えがより温かく身に染みる。
「選手にも仕事があり、100%サッカーに集中できない環境の中、グラウンドを貸して下さったり、スポンサーさんもサポートしてくださるのはとてもありがたいことで。サポーターが応援して下さることで、選手たちの目つきが変わるんです。僕はまだ足りないと言ってますけど(笑)。でも、それほどに応援の熱は選手の気持ちを燃え上がらせてくれます。サポーターの皆さんはもっと言ってくれていいと思っています。いいプレーには拍手、悪いプレーにはブーイング。その反応が選手たちの力になりますから。みなさんのサポートがあってこそのチームなので、だからこそ選手を含め現場が結果を出して一緒に喜んでいきたい。そこに関してはJリーグだろうと東京都リーグだろうと変わりはありません」
 

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