下町人情豊かな街に根付く地域の連帯感
東京都リーグ1部に所属する南葛SCは5月19日までに6節を終え、3勝1分け2敗の勝点10としている。連戦連勝とはいかない序盤戦だが、リーグ戦は15試合を行う長丁場の戦い。好位置につけながら、一気に抜け出しを図りたいところだ。
さて、そんな南葛SCの活動拠点となっているのが東京都葛飾区だ。漫画『キャプテン翼』の原作者であり、南葛SCトップチームを運営する株式会社南葛SCの代表取締役でもある高橋陽一氏が生まれ育った地であることは、いまや広く知れ渡っている。現在もこの地で創作活動を続ける高橋氏が、「地元におらが街のクラブと言えるチームを作りたい」という熱い気持ちをもって、漫画と同じ“南葛SC”の名称を冠したチームを発足させて7年目を迎える。
今回の特集では、その“リアル”南葛SCのホームタウンである葛飾区の青木克徳区長を直撃。前後編に分けてお届けする特集の前編は、『キャプテン翼』が生まれた街・葛飾の魅力やクラブとの関わりについて、南葛SCの後援会名誉会長でもある青木区長に話を伺った。
――◆――◆――
やはり葛飾と言えば、真っ先に思い浮かぶのは、映画『男はつらいよ』の寅さんや柴又の街並みかもしれない。青木区長に街の魅力を問うと、そうした映画のイメージのような答えが返ってきた。
「葛飾は一言で言うと、人情味豊かな街です。多くの皆さんが力を合わせて楽しく暮らそうという街だと思いますね。やっぱり、人柄が良い街ですから。柴又がそれに代表されるような感じです」
もちろん、柴又だけではない。「こち亀(漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』)で盛り上がった亀有や立石の街とか、その他にもいろんなところに商店街や町会があって、それぞれみんなが楽しく暮らしていこう、元気に暮らしていこうという下町人情豊かな街が多いですよ」と青木区長。地域の連帯感の強さには誇りを持っている。
こうした面が街への愛着にもつながっているのか、今年2月に発表された世論調査では、住民の84.5パーセントが「今後も葛飾区に住み続けたい」とする結果が出ており、これは前回調査時(2017年)よりも約20パーセントも上昇しているという。
「だから、外から見るよりも中から見た方がいいところは多いのかもしれません。住んでいる人たちが魅力に感じているところを外にも発信できるといいなと思っています」
連帯意識の強い土地柄において、南葛SCをバックアップする土壌はすでに出来上がっていると言えそうだ。青木区長は南葛SCの活躍によって、地域のさらなる活性化を願っている。
「サッカーは人気のあるスポーツですし、観光資源としても良い面がありますが、当然スポーツは連帯感が増しますよね。やはりみんなで応援しようと地域が一体となって盛り上がる。それをいい方向に活かしていきたいですね」
もちろん、そのために具体的な動きもある。葛飾区では、南葛SCが発足してからの約6年の間に公式サイズの広さのサッカーグラウンドを、奥戸と水元の総合スポーツセンターに整備し、いずれもJFA公認の最新式の人工芝を採用している。また、にいじゅくみらい公園と水元公園内の一部に人工芝の運動場を整備した。
こうした施設を南葛SCが活用するだけでなく、一般市民にも積極的に開放し、利用してもらうことで、「みんながスポーツをするのも楽しみ、見るのも楽しむ。それによって区民の気持ちが一体化していくのではないでしょうか」と青木区長は言う。それが地域の連帯をより強くすると考えている。
さて、そんな南葛SCの活動拠点となっているのが東京都葛飾区だ。漫画『キャプテン翼』の原作者であり、南葛SCトップチームを運営する株式会社南葛SCの代表取締役でもある高橋陽一氏が生まれ育った地であることは、いまや広く知れ渡っている。現在もこの地で創作活動を続ける高橋氏が、「地元におらが街のクラブと言えるチームを作りたい」という熱い気持ちをもって、漫画と同じ“南葛SC”の名称を冠したチームを発足させて7年目を迎える。
今回の特集では、その“リアル”南葛SCのホームタウンである葛飾区の青木克徳区長を直撃。前後編に分けてお届けする特集の前編は、『キャプテン翼』が生まれた街・葛飾の魅力やクラブとの関わりについて、南葛SCの後援会名誉会長でもある青木区長に話を伺った。
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やはり葛飾と言えば、真っ先に思い浮かぶのは、映画『男はつらいよ』の寅さんや柴又の街並みかもしれない。青木区長に街の魅力を問うと、そうした映画のイメージのような答えが返ってきた。
「葛飾は一言で言うと、人情味豊かな街です。多くの皆さんが力を合わせて楽しく暮らそうという街だと思いますね。やっぱり、人柄が良い街ですから。柴又がそれに代表されるような感じです」
もちろん、柴又だけではない。「こち亀(漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』)で盛り上がった亀有や立石の街とか、その他にもいろんなところに商店街や町会があって、それぞれみんなが楽しく暮らしていこう、元気に暮らしていこうという下町人情豊かな街が多いですよ」と青木区長。地域の連帯感の強さには誇りを持っている。
こうした面が街への愛着にもつながっているのか、今年2月に発表された世論調査では、住民の84.5パーセントが「今後も葛飾区に住み続けたい」とする結果が出ており、これは前回調査時(2017年)よりも約20パーセントも上昇しているという。
「だから、外から見るよりも中から見た方がいいところは多いのかもしれません。住んでいる人たちが魅力に感じているところを外にも発信できるといいなと思っています」
連帯意識の強い土地柄において、南葛SCをバックアップする土壌はすでに出来上がっていると言えそうだ。青木区長は南葛SCの活躍によって、地域のさらなる活性化を願っている。
「サッカーは人気のあるスポーツですし、観光資源としても良い面がありますが、当然スポーツは連帯感が増しますよね。やはりみんなで応援しようと地域が一体となって盛り上がる。それをいい方向に活かしていきたいですね」
もちろん、そのために具体的な動きもある。葛飾区では、南葛SCが発足してからの約6年の間に公式サイズの広さのサッカーグラウンドを、奥戸と水元の総合スポーツセンターに整備し、いずれもJFA公認の最新式の人工芝を採用している。また、にいじゅくみらい公園と水元公園内の一部に人工芝の運動場を整備した。
こうした施設を南葛SCが活用するだけでなく、一般市民にも積極的に開放し、利用してもらうことで、「みんながスポーツをするのも楽しみ、見るのも楽しむ。それによって区民の気持ちが一体化していくのではないでしょうか」と青木区長は言う。それが地域の連帯をより強くすると考えている。
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