リアル“南葛SC”安田晃大キャプテンが明かす「高みを目指すチームに必要不可欠な要素」

カテゴリ:特集

伊藤 亮

2019年07月31日

「やることがシンプルだったぶん、逆に上手くいったのが昨シーズンでした」」

南葛SCをキャプテンとして牽引する安田。昨季果たせなかった関東リーグ昇格へ意気込みを語った。写真:徳原隆元

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 2018年シーズンの東京都社会人サッカーリーグ1部、南葛SCは圧倒的な強さで優勝を果たした。当然、今シーズンも昨シーズン並み、いやそれ以上の強さを周囲は期待していた。しかし、そう簡単に事が進まないのがサッカーだ。そして、昨シーズンのようにはいっていないからといって、ネガティブになる必要はまったくない。南葛SCのキャプテンは冷静にそう分析している。
 
 関東リーグ昇格を目指す南葛SCのキャプテン・安田晃大選手の哲学に迫る企画第2回。昨シーズンと今シーズンの分析と、そして今チームが、選手が、自分がすべきことについて語ってくれた。
 
――◆――◆――
 
 南葛SCに来て2シーズン目。2019年シーズン、福西崇史新監督になり大型の補強も行ったチームで、安田晃大はキャプテンに指名された。
 
「ガンバ大阪の育成年代ではずっとキャプテンをやっていましたが、プロになってからキャプテンになるというのはなかなかないことで。キャプテンの立場になると、いろんなことをしなければならないですし、結果を残していかなければならない。そういった意味ではやりがいがありますし、改めて南葛SCに来てよかったなと感じています」
 
 移籍1年目の2018年シーズン、チームは13勝1敗1分で東京都社会人サッカーリーグ1部を制している。数字だけを見れば危なげないシーズンだった。しかし――。
 
「こんなに簡単に勝てるの?と思っていたところはあります。昨年は初めて東京都リーグに来て、思った以上に難しいところをたくさん感じました。プレースピード、技術、戦術、どれもこれまでやっていたJリーグのレベルとは明らかに違う。シーズン途中からはそれまでとは違うプレーの選択肢の方がいい結果に結びつく、と感じて調整していきました。戦術も限られていたので割り切ってやるしかなかった。やることがシンプルだったぶん、逆に上手くいったのが昨シーズンでした」

 チームは東京都を制したものの、トーナメントとなる関東社会人サッカー大会の準々決勝で惜敗。目標としていた関東リーグ昇格を逃した。

「東京都リーグで優勝して、でも関東リーグに上がれなくて、悔しい思いをして。で、監督も新たに、選手も補強して万全を期して今シーズンを迎えて。リーグ開幕前は天皇杯予選に当たる東京都社会人サッカーチャンピオンシップでも関東リーグ所属のチームに勝って、“いける”という感じがあったんですけど」
 
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