【遠藤保仁セレクト】J1・500試合の中から本人が選ぶ「記憶に残る5つのゲーム」

カテゴリ:Jリーグ

高村美砂

2015年10月23日

「600試合はさすがに難しいでしょ。でも、僕は正剛さんを追いかけたい」(遠藤)

先日J1・600試合出場を達成した名古屋の楢崎正剛。遠藤は「やるべきことをやってそこに到達できたら」と600試合出場を見据えている。写真:田中研治

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 稀代の名手に、今後のサッカー人生について問いかけた。
 
――現在35歳、プロ18年目のシーズンに描く未来とはどういうものですか?
 
 その質問に少し考えた後、「500試合といっても、一番にはほど遠いからな」と遠藤。その“一番”とは、彼と時を同じくしてJ1通算600試合出場を達成した名古屋のGK楢崎正剛を指している。
 
「500試合なら誰でもいけそうな気がするけど、600試合はさすがに難しいでしょ。でも、僕は正剛さんを追いかけたい。消滅したフリューゲルスで一緒にプレーした仲間も残り少なくなったことだし、あと100試合と考えれば……単純に数えて3年はかかりますからね。先のことは分からないし、見えない未来を想像するのは好きじゃないけど、これまでどおり、やるべきことをやってそこに到達できたらと思う。ただし、プロである以上、これまでもこれからも、現状維持でいいと思ってサッカーをすることはない。その年になったからこそ楽しめる身体の変化や感覚を楽しみながら、これからも結果を求め続けたい」
 
 現状維持でいいと思ってサッカーをすることはない――。この言葉こそ、遠藤が今も第一線で活躍し続けられる理由だろう。
 
 常に進化を求め、そのために「やるべきことを当たり前のようにやる」。口で言うには簡単で、体現するには最も難しいことをコツコツ、コツコツと。それこそが『結果』を導き出す最善の策であり、『600試合』にたどり着く唯一の方法だという信念のもとに。
 
取材・文:高村美砂(フリーライター)
 
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