京都橘の歴代エース3人が鳥栖に集結。「僕自身びっくりしていますけど…」
仙頭啓矢というプレーヤーがサッカーファンの間でもよく知られるようになったのは、やはり彼が高校3年次に迎えた冬の選手権の舞台だろう。京都橘のエースとして奮闘し、チームの準優勝に大きく貢献した。そうした高校時代は仙頭のサッカー人生にどう影響し、いかなる記憶として留められているのだろうか。そしてこの夏、偶然にも京都橘の歴代エース3人が揃うことに……。
――◆――◆――
僕にとって高校時代は本当に大きな3年間でしたし、あの選手権の期間というのは、今までサッカーをしてきたなかでも、一番充実した楽しい時間でもありました。本当になかなか全国大会に出られず、3年の冬にやっと出られたなかで、テレビ中継だとか、注目される中でサッカーをする楽しさというのも、あの大会で覚えました。
何より楽しんでサッカーをすると、自分の自信にもつながって良いプレーができますし、逆に緊張しすぎると良いプレーができなくなってしまう。京都橘での3年間で、米澤監督に指導していただいたことは、選手としての実にもなっているし、本当に自分のサッカー人生において、大きかったなと思います。
やはり高校サッカーは、学校と部活が一体で、監督も普段は先生として授業を行なったりもするので、指導という面では人間的な教育もけっこうありましたし、サッカーにおいては、僕自身は自由に、自分のアイデアを生かしながらプレーできました。キャラクターも尊重して考えてプレーさせてもらえたので、自分で考える力はすごく身につきましたし、やはり「こうしなければいけない」と型にはめるような指導ではなかったので、すごく自分にとっては成長できる、良い指導をしてもらったと思います。
だから、その後大学に入ってやり方は変わっても自分で考えてプレーすることで、多くのことを吸収できましたね。東洋大学もボールを保持する戦術を採っているチームでしたが、いろんなポジショニングの約束事や今まで聞いたことがないようなやり方もありました。そんななかで、高校時代までのやり方と全く違って自分の持ち味を出せなくなる選手もいるのですが、自分は考えながらやるサッカーが合っていたのか、割とすぐに適応できましたし、大学ではプロになるために必要なグループ戦術や個人戦術というのを学べました。高校も大学も、自分は恵まれた環境だったなと思います。
この夏には岩崎(悠人)も鳥栖に加入して、京都橘の選手が(小屋松知哉と合わせて)3人になりました。僕自身びっくりしていますけど、やっぱり同じ高校でやってきた分、想いはありますし、僕ら3人がこのチームでしっかり活躍できたら、いろいろポジティブな部分もあるでしょう。ただプロの世界なのでお互いライバルでもありますし、本当にそこは切磋琢磨してお互いに成長できたらいいですね。
それぞれのキャラクターというのも把握していますし、とくに小屋松は高校時代に一緒にやっているので、そこはひとつアドバンテージというか良い材料かなと思っています。
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僕にとって高校時代は本当に大きな3年間でしたし、あの選手権の期間というのは、今までサッカーをしてきたなかでも、一番充実した楽しい時間でもありました。本当になかなか全国大会に出られず、3年の冬にやっと出られたなかで、テレビ中継だとか、注目される中でサッカーをする楽しさというのも、あの大会で覚えました。
何より楽しんでサッカーをすると、自分の自信にもつながって良いプレーができますし、逆に緊張しすぎると良いプレーができなくなってしまう。京都橘での3年間で、米澤監督に指導していただいたことは、選手としての実にもなっているし、本当に自分のサッカー人生において、大きかったなと思います。
やはり高校サッカーは、学校と部活が一体で、監督も普段は先生として授業を行なったりもするので、指導という面では人間的な教育もけっこうありましたし、サッカーにおいては、僕自身は自由に、自分のアイデアを生かしながらプレーできました。キャラクターも尊重して考えてプレーさせてもらえたので、自分で考える力はすごく身につきましたし、やはり「こうしなければいけない」と型にはめるような指導ではなかったので、すごく自分にとっては成長できる、良い指導をしてもらったと思います。
だから、その後大学に入ってやり方は変わっても自分で考えてプレーすることで、多くのことを吸収できましたね。東洋大学もボールを保持する戦術を採っているチームでしたが、いろんなポジショニングの約束事や今まで聞いたことがないようなやり方もありました。そんななかで、高校時代までのやり方と全く違って自分の持ち味を出せなくなる選手もいるのですが、自分は考えながらやるサッカーが合っていたのか、割とすぐに適応できましたし、大学ではプロになるために必要なグループ戦術や個人戦術というのを学べました。高校も大学も、自分は恵まれた環境だったなと思います。
この夏には岩崎(悠人)も鳥栖に加入して、京都橘の選手が(小屋松知哉と合わせて)3人になりました。僕自身びっくりしていますけど、やっぱり同じ高校でやってきた分、想いはありますし、僕ら3人がこのチームでしっかり活躍できたら、いろいろポジティブな部分もあるでしょう。ただプロの世界なのでお互いライバルでもありますし、本当にそこは切磋琢磨してお互いに成長できたらいいですね。
それぞれのキャラクターというのも把握していますし、とくに小屋松は高校時代に一緒にやっているので、そこはひとつアドバンテージというか良い材料かなと思っています。