小宮良之 新着記事

森保ジャパンの“新機軸” 4‐3‐3は「バルサ型」ではなく「フランス代表型」。その申し子的な選手が…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 カタール・ワールドカップ・アジア最終予選、負けられないオーストラリア戦で、森保一監督は4‐3‐3のシステムを採用。結果は、2‐1と、どうにか勝利を収めている。 4‐3‐3は、大きく分けて二つタ... 続きを読む

ユナイテッドを追い詰めた“最高の戦術家”――ビジャレアル指揮官エメリの「特別な手腕」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 戦術的に整備することで、試合を優位に進められる可能性は高くなる。ポジショニングの確立、ボールの動かし方、プレッシングやリトリートの質、あるいはセットプレーのバリエーションもあるだろう。 ビジャ... 続きを読む

シメオネはなぜ“守備戦術のスペシャリスト”なのか。Jリーグの指揮官では…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

<守備を固める> その言葉は、サッカーにおいて危うさを含んでいる。守りの度合いを強めるものだとしても、陣形を硬直させる可能性がある。一つは、気持ちまで守りに入ってしまうこと。もう一つは、守ること... 続きを読む

アイデンティティを失ったバルサのパワープレー。それでも“行動規範”は受け継いでいた【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 2021年9月、カンプ・ノウでのグラナダ戦。FCバルセロナは終盤までリードを許していた。 ロナウド・クーマン監督が率いるバルサは、開幕から歯車がかみ合っていなかった。欧州チャンピオンズ・リーグ... 続きを読む

「気持ちを見せ、戦う」ピッチで一人だけ異彩を放った長友佑都。R・マドリーの選手にも共通する“メンタリティ”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「気持ちを見せ、戦う」 それだけで物事は解決しないが、それがなかったら始まらないのがサッカーでもある。気持ちはメンタリティとも言い換えられるか。カタカナにすると、その正体が難解になるが、本来は単... 続きを読む

批判を浴びていたヴィニシウスが無双状態に…目覚ましい成長を促したのはジダンの“苦肉の策” 【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 選手の才能というのは、“生もの”である。いかようにでも、変化するものだ。 例えば、才能を「試合で通用しない」と判断するのは簡単だろう。しかし、試合を重ねることでプレーが... 続きを読む

「自己肥大が問題になりつつある」エムバペはメッシやC・ロナウドのように“エゴ”を味方にできるか【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 有力選手とエゴの関係については悩ましい。 サッカーの世界、トッププレーヤーはほとんどの場合、ある種のエゴを感じさせる。エゴは他と区別した時の自分、あるいは自我を意味する。それはこだわりや負けず... 続きを読む

日本はなぜオマーンに金星を献上したのか。ジャイアントキリングの「三つの条件」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 サッカーはジャイアントキリング(大番狂わせ)が起こりやすいスポーツとして知られるが、それには最低でも三つの条件がある。  一つは有力なチームのコンディションが、いつもよりも良くない。また、メンタ... 続きを読む

「寡黙さ」は名将の一つの形。“しゃべり過ぎる”監督は信用を失う【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 横浜F・マリノスをJリーグ王者に導いたアンジェ・ポステコグルー監督(現在はスコットランドのセルティックを指揮)は、寡黙な人物だという。トレーニング中もコーチがセッションを担当し、監督自身はほと... 続きを読む

商業主義に突っ走り、メッシを失ったバルサ。スポンサーの資金力頼みのクラブは、いつか坂道を転げ落ちる【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 この時代、プロクラブが生き残るのは難儀な仕事である。 例えば世界のビッグクラブであるFCバルセロナは、過去15年で劇的に変わってきた。彼らなりに、商業主義の時代を乗り切ろうとしたのか。しかしそ... 続きを読む

相次ぐJリーグからの海外移籍は是か非か――。【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 有力Jリーガーの海外移籍が相次いでいる。 ヴィッセル神戸のFW古橋亨梧がスコットランドの名門セルティックへ、横浜F・マリノスのFWオナイウ阿道がフランス2部リーグのトゥールーズへ、サンフレッチ... 続きを読む

正直、ベスト8が精いっぱい。岐路に立たされたなでしこジャパン【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 筆者は、なでしこジャパンの五輪直前壮行試合、オーストラリア戦を京都で取材した。しかし試合途中で、メモを取るのを止めている。「五輪プレビュー原稿を書かない」 そう心に決めたからだ。 厳しい言い方... 続きを読む

五輪サッカーの醍醐味は、若き「才能」が火花を散らすことの儚さ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 東京五輪、男子サッカーは育成年代の頂点として、若手選手たちが覇を競う大会だ。 世界最高を決めるワールドカップと区別化するという観点で、1992年のバルセロナ五輪から23歳以下の大会になった(1... 続きを読む

いい守備がいい攻撃を作る――。試合中に破綻したディフェンスを立て直すには?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 試合中に守備が破綻しかけた時、どう手を入れるか――。その判断は簡単ではない。 単に守備の人数を増やせば、チーム全体の腰が引ける。それは90分で見た場合、致命傷になりかねない。だからといって、&... 続きを読む

VARを運用するのは、生身の人間。それを改めて思い知らされたEUROの一幕【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 VAR(ビデオアシスタントレフェリー)を運用するのは、生身の人間である。 それを改めて思い知らされたのは、EURO2020準決勝、イングランド対デンマークの一幕だった。 1-1と拮抗した展開で... 続きを読む

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