小宮良之 新着記事

10年で5度の欧州制覇…“至高のマネジメント”を見せるR・マドリー。アンチェロッティは次のサイクルに移行を…

 どんなに栄えた文化も爛熟し、いつしか退行する。大国は隆盛を迎えた途端、没落を始める。あるいは、月は満ちたら欠ける。 それは、どうすることもできない「理」である。 サッカーチームも、同じことが当... 続きを読む

やはり一つひとつのプレーが際立つ欧州帰還組。ヨーロッパとの行き来は新しいフェーズに入るべき【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 日本サッカーは、かつてないほど多くの選手をヨーロッパのマーケットに輩出している。それは、これまでの進むべき道が間違っていなかったことの一つの証左だろう。 2021-22シーズン、ヨーロッパリー... 続きを読む

指揮系統を明確にできないクラブは勝てない。「死刑執行人」と揶揄された会長が現場に介入したかつてのA・マドリーは2部降格も…

 組織として、強く、勝てるチームを作るにはどうすべきか?  それは、指揮系統を明確にすることだろう。  クラブであれ、代表であれ、その組織にかかわる幹部たちは、実は何人もいる。育成部長、強化部長... 続きを読む

W杯で勝点4奪取は針の穴を通す難易度。森保ジャパンに必要なのはモドリッチやデ・ブライネ のような“崩れを知る”選手だ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 カタール・ワールドカップ、日本はかなり厳しい戦いを余儀なくされるだろう。 初戦のドイツはサッカー大国だが、日本を侮ることはない。それは彼らのメンタリティであり、日本人が実際にドイツ国内で活躍し... 続きを読む

王者の風格を見せたマドリーに“一矢を報いた” 旗手怜央。モドリッチに対抗した経験は日本代表にも大きな収穫【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 2022-23シーズンの欧州チャンピオンズリーグ開幕戦、王者であるレアル・マドリーは、スコットランドのセルティックの本拠地に乗り込んでいる。  勝負は互角に見えたかもしれない。 序盤、マドリー... 続きを読む

「味方の横槍を誘い込む天才」――なぜベンゼマはサイドからのボールを呼び込めるのか

「横槍を入れる」 それが軍と軍が対峙した時、最も有効に相手にダメージを与えられる。入り乱れた軍同士が横合いから攻めかかられると、分断を生じさせる。立ち往生し、混乱は増幅。それによって、正面からの... 続きを読む

マドリーを相手に“最も可能性を感じさせた”鎌田大地。カタールW杯でも日本代表の希望だ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 欧州スーパーカップでレアル・マドリーはフランクフルトを2-0と下し、見事に戴冠している。僅差だが、マドリーが力の差を見せつけた試合と言えるだろう。 前半、マドリーは自陣でのミスから鎌田大地に決... 続きを読む

「縦に速く攻める」――森保ジャパンの戦術は“弱者の兵法”。固執するのは危険だ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「縦に速く攻める」 それはサッカーにおける戦いの様式の一つと言えるだろう。  森保一監督が率いる日本代表も、この様式を用いている。アジア最終予選、フォーメーションは4-2-3-1から4-3-3に... 続きを読む

現代でも色褪せない「トータルフットボール」。欧州王者マドリーには周囲を活かす3人の“トータルフットボーラー”がいる

「トータルフットボール」 それは1960年代、オランダの名将リヌス・ミケルスが考案した理念である。それをヨハン・クライフがアヤックス、オランダ代表の選手としてピッチの上で体現した。50年以上も昔... 続きを読む

能動的な戦術メカニズムで健闘する鳥栖が、下位に沈む神戸に凌駕されたワケ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 J1リーグ第19節、本拠地で戦うサガン鳥栖が優勢に試合を進めながら、ヴィッセル神戸に0-2と敗れた一戦は、サッカーの醍醐味に満ちていた。  川井健太監督が率いる鳥栖は今シーズン、サッカーの仕組... 続きを読む

「3度目の正直」でラ・リーガ1部昇格を果たしたジローナの捲土重来

 ラ・リーガの1部昇格プレーオフ決勝・第2レグは、テネリフェがジローナを本拠地に迎え撃った。ファーストレグはスコアレスドローだっただけに、テネリフェ有利と思われたが、劣勢に立った。PKを献上し、... 続きを読む

ピッチへの乱入にルール違反の声出し応援…海外が規律を称賛した日本でも、スタジアムのモラルが問われる時代に

 日本でも、スタジアムのモラルが問われる時代になった。  7月、国立競技場。スーパースター軍団のパリ・サンジェルマンが、「ジャパンツアー2022」でJリーグ王者の川崎フロンターレと戦い、2-1で... 続きを読む

R・マドリーに見る、補強で大枚をはたく意味。アザールやヨビッチら失敗例もあるが…

 ラ・リーガ王者に返り咲き。14回目の欧州王者も戴冠したレアル・マドリーは、ライバルのFCバルセロナと比べて、補強面でうまくいっているように映る。  バルサはここ数年で獲得した選手の大半が振って... 続きを読む

ラウール、シャビ・アロンソらスペインでは次世代の指揮官が台頭中。日本では新陳代謝が少なく“持ち回り” のような状況に…

 今シーズン、サガン鳥栖を率いる川井健太監督は41歳と若く、「新進気鋭の指揮官」と言える。論理的なアプローチで、選手の個性を引き出している。J1は初の舞台だが、将来有望な采配力を感じさせる。 も... 続きを読む

森保ジャパンとチュニジアは「兄弟のよう」。ポゼッションは守備のため、攻撃は一瞬のカウンター【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 キリンカップ、チュニジアがチリを2−0と下している。 アフリカの伏兵の戦い方は、森保ジャパンと既視感があった。  チュニジアは序盤、劣勢に立っている。チリのマンツーマンに近いプレッ... 続きを読む

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