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マドリー下部組織が久々に輩出した規格外の18歳ストライカーは、トップチームに定着できるか

カテゴリ:連載・コラム

小宮良之

2023年03月07日

マドリー下部組織出身FWの「共通点」

アトレティコとのダービーで敗戦の危機を救う同点ゴールを決めたA・ロドリゲス。(C)Getty Images

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 先月25日、サンティアゴ・ベルナベウ。レアル・マドリーの新鋭ストライカー、18歳のアルバロ・ロドリゲスは終盤、貴重な同点弾を決めている。CKに対し、193センチの長身をしならせて豪快なヘディング。ダイナミックかつ劇的な一撃になった。

「El Toro」(雄牛、頑健な男のたとえ)
 
 そのニックネームからして、相手を蹴散らすような迫力がある。交代出場でのファーストタッチだったことから、胆力も申し分ない。

「長身で頑健な体で、(今のチームに)いないタイプのフォワードだ」

 マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督も、2年前までユースのBチームでウイングだったA・ロドリゲスを、飛び級でトップに帯同させている。今シーズンは、カスティージャ(セカンドチーム)が主戦場だったが、今やその枠にも収まらなくなった。

【動画】マドリーの超新星FWがマドリード・ダービーで奪った衝撃弾

 A・ロドリゲスは、久々にカスティージャが輩出した規格外のストライカーとして注目されている。 
 
 レアル・マドリーの下部組織は、過去に多くのストライカーを生み出している。「ゴールを狩る」という才能を見いだす発掘力にめっぽう優れ、生来的な能力を伸ばす環境を与えられる。それが伝統になっている点、欧州随一と言っても過言ではない。
 
 現役を見回しても、ロベルト・ソルダード(レバンテ)、アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー)、ロドリゴ(リーズ・ユナイテッド)、ホセ・マリア・カジェホン(グラナダ)、ボルハ・マジョラル(ヘタフェ)、ラウール・デ・トマス(ラージョ・バジェカーノ)など、スペイン代表クラスのストライカーを数多く輩出している。

 マドリー下部組織出身FWには、一つの共通点があると言われる。

「虎の目」
 
それは、どんな状況でも屈しない、狩りをする肉食獣の気概と言えるだろうか。ラウール・ゴンサレス(現在はカスティージャ監督)がまさにその象徴だった。追い込まれたところで、強さを発揮できるのだ。

 しかし、一人のストライカーがマドリーで大成するのは、簡単なことではない。事実、下部組織出身FWで純粋にエースとして定着したと言えるのは、ラウールが最後である。クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマを凌ぐようなストライカーでなければならないのだ。
 
 限られたストライカーだけが、マドリーのストライカーとして栄光に浴することができる。
 
 はたして、A・ロドリゲスは栄えあるストライカーとなれるのか。ポテンシャルは十分だろう。あとは、ゴールを決め続けることだ。

文●小宮良之

【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月に『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たし、2020年12月には新作『氷上のフェニックス』が上梓された。

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