2017年12月27日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】一戦術を追求したC大阪、一戦術に固執し過ぎたハリルジャパン
「縦に速いサッカー」 2017年シーズンのセレッソ大阪は、その模範を示した。 まず、真ん中では手数をかけない。ボールを奪ったら、素早くサイドに展開。そこでアドバンテージを作り、クロスをピンポイン... 続きを読む
2017年12月27日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】一戦術を追求したC大阪、一戦術に固執し過ぎたハリルジャパン
「縦に速いサッカー」 2017年シーズンのセレッソ大阪は、その模範を示した。 まず、真ん中では手数をかけない。ボールを奪ったら、素早くサイドに展開。そこでアドバンテージを作り、クロスをピンポイン... 続きを読む
2017年12月20日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】わざわざ相手の土俵に降りて敗れたハリル…言い訳は通用しない
「勝てば官軍、負ければ賊軍」 それは、プロスポーツにおけるひとつの真理である。勝つことで自信を得て、プレーが好転することもある。そもそも、勝たないことには立ちゆかない。 しかし、スペイン・サッカー... 続きを読む
2017年12月12日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】選手を戦術にはめ込もうとするハリルの「引き出し」はいかほどか!?
E-1選手権、開幕の北朝鮮戦。Jリーガーで構成された日本代表は、終了間際に井手口陽介のミドルシュートで1-0と勝利を収めたものの、苦戦を余儀なくされた。 格下の北朝鮮は、日本との戦力差を的確に... 続きを読む
2017年12月10日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】シャビ・アロンソ、グリエーズマンが示したスカウティング、育成の難しさ
「ポジティブな才能の余白を見出せる」 それが、優れたスカウトの条件といわれる。「伸びしろ」というのか。「ポテンシャル」という言い方でも外れてはいない。 例えば、昨シーズン限りで引退したスペインの... 続きを読む
2017年12月03日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】ハリルにとっても国内組にとってもE-1選手権は「最後のチャンス」
12月8日に開幕するEAFF E-1サッカー選手権の代表メンバーが、先月29日に発表された。 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督らしさの出た選考になった。スピードのインテンシティーの高い初瀬亮(ガン... 続きを読む
2017年11月22日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】武器は必要だが、それを有効とする土台はでき上がっているか!?
先日、ルポ取材のため、スペイン・バスクで数日間を過ごした。 現地では、林業、建築業、畜産業、鉱業、漁業など、その地域に根付いてきた生業が、スポーツに結び付いた様子を追った。巨石を持ち上げる競技... 続きを読む
2017年11月12日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】ブラジルの巧さ・強さを際立たせたハリルジャパンの“無邪気さ”
11月10日、ハリルジャパンはブラジル代表に、完膚なきまでに叩きのめされた。スコアは1-3だったが、両者にはそれ以上の差があった。 日本のチーム戦術は機能せず、個人でも敗れていた。 しかし、赤... 続きを読む
2017年11月08日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】久保建英も例外ではない! 若手の台頭は正しい手順を踏むべき
「若手に切り替える」 シーズンを前にこうした政策を打ち出し、戦いに挑むチームを見かける。 当然ながら、若い力がなければ、チームは勢いを得られない。その意味では、若手起用を促すのは、ひとつの正道だ... 続きを読む
2017年11月01日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】「目的」を果たすためにあるはずの「手段」に縛られてはいないか!?
日本では、ポゼッションサッカーが流行った時代、ボールを持つことそのものに強く執着した。 ポゼッションとは、ボールを支配し、繋ぎ、イニシアチブを取ることである。しかし、それは目的であってはならな... 続きを読む
2017年10月29日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】守備を進化させるのは攻撃への対応、機能させるのは攻撃の姿勢
近年、守備戦術は革新的に変化を遂げたといわれる。大別すると、「プレッシング」と「リトリート」で、守備は存在している。 プレッシング。 それは、前線から相手選手にプレッシャーを掛け、ボールの出ど... 続きを読む
2017年10月20日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】“振り子を振り切った”ハリルジャパンへの消えない大きな疑問…
「(昨年の)オーストラリア、サウジアラビア戦では、高いレベルでできるということを証明した。しかし現状では、ワールドカップでは通用しない。これから選手と対話し、修正、向上できると信じている」 10... 続きを読む
2017年10月10日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】悩めるハリルジャパンを欧州の新たな「リバイバルブーム」が救う!?
10月6日に行なわれたニュージーランド戦、ハリルジャパンは「決定力の低さ」を露呈。18本ものシュートを乱れ打ちしながら、PKを含めたわずか2得点に終わっている。多くのシュートは大きく枠を外れ、... 続きを読む
2017年10月06日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】“健全な組織”でのみ強さは育まれる。では“健全さ”とは何か?
名将とは、いかなるものだろうか? 「マルセロは臆病なところがあったが、自分の決断に対しては、全くブレなかった」 アルゼンチンの名将として誉れ高い、マルセロ・ビエルサ(現リール監督)と21年も連れ... 続きを読む
2017年09月27日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】ハリル流リアクション戦術を来夏のロシアでも通用させるために
ロシア・ワールドカップ出場を決めたハリルジャパンだが、世界の強豪と渡り合えるのだろうか? ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、選手に「戦闘力」を求める。戦闘力とは、単純な体力、走力のインテンシテ... 続きを読む
2017年09月21日
【小宮良之の日本サッカー兵法書】バルサがいとも簡単に敵守備網を無力化できる真の理由とは!?
<守備を崩す> サッカーでは、そのような表現が用いられる。 端的には、ペナルティーエリア内でシュートに入る態勢を作る、とも言い換えられるだろうか。相手DFの裏を取るかたちで、決定的なシュートに持... 続きを読む