現地取材ライターが選定! EURO2016の印象的な出来事10選

カテゴリ:国際大会

熊崎敬

2016年07月12日

得点王、世界で大流行の掛け声、さらには初出場国の大躍進!

チームは残念な結果に終わったが、グリエーズマンは株を上げた。2年後のロシアW杯での雪辱を誓う。 (C) Alberto LINGRIA

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◇5位
一躍フランスの顔に! グリエーズマン、得点王獲得
 
 フランスの決勝進出。その最大の立役者は6ゴールで得点王に輝いたグリエーズマンだ。
 
 ルーマニアとの開幕戦で先発しながら、アルバニアとの2戦目では控えに降格。だが、途中出場となったこの試合で値千金のゴールを決め、一気に波に乗った。
 
 メディアのあいだでは「グリーズマンはジダンの再来か」という議論も沸騰。ジダンの「ジズー」になぞらえた、「グリーズ」という愛称も次第に定着した。

ピッチ、スタンドの両方で旋風を巻き起こしたアイスランド。今後は世界中で「フッ!」の掛け声が聞ける!? 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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ベイルを中心に躍進を遂げたウェールズは、英国4協会で最も良い成績を残した。 (C) Alberto LINGRIA

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◇4位
流行を世界に発信! アイスランド旋風吹き荒れる
 
 人口33万の小国のベスト8進出。それは今大会最大の驚きであり、一服の清涼剤となった。
 
 フランス戦翌日、首都レイキャビクで行なわれた凱旋パレードには、人口の10パーセントに相当する3万3000人が集結。もちろん「フッ!」の拍手も行なわれた。
 
 この「フッ!」は「VIKING THUNDER CLAP」という名で定着。アイスランド敗退後の準決勝や決勝でも行なわれ、そのたびに人々は、爽やかで優しいアイスランドの大男たちを思い出すことになった。
 
 
◇3位
選手にとっても想定外!? ウェールズの大躍進
 
 58年ぶりのメジャートーナメント出場となったウェールズの準決勝進出は、世界中を驚かせた。
 
 驚いた人々には、選手たちも含まれている。というのも、髭のボランチ、レドリーは、予期せぬ快進撃で結婚式を延期することになったからだ。
 
 試合後の奇抜な踊りで人気者となった彼は、敗退した準決勝直後、凱旋パレードに出るチームと分かれてイビザ島へ飛び、カーディフ出身のルビーさんと式を挙げた。忘れられない夏になったことだろう。
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