丸山をテストするなら森重と組ませるのがベター。

ビルドアップを重視するチーム事情のなか、柏木と同じく、組み立てでの貢献も期待されている丸山。まだテスト段階ではあるが、出場機会を掴み、アピールにつなげたい。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
【DF】
◎吉田麻也(サウサンプトン)/◎槙野智章(浦和)/○森重真人(FC東京)/△丸山祐市(FC東京)/◎酒井宏樹(ハノーファー)/◎長友佑都(インテル)/△藤春廣輝(G大阪)
吉田、槙野、森重、酒井宏、長友は“常連”とも言える5人。CBの吉田を軸に、その相棒は槙野が最有力候補で、森重が三番手をキープ。10月シリーズは怪我のため未招集だった酒井宏が復帰し、ここに来てインテルで出場機会を増やしている長友のコンディションも良さそうだ。
注目ポイントは、コンスタントに呼ばれていた丹羽大輝と米倉恒貴の“ガンバコンビ”が外れ、CBの丸山と左SBの藤春が選出されている点だ。
丸山は、正確なフィードが持ち味。後方からの組み立てで力を発揮し、ビルドアップの向上を目指すチームにとり、貴重な戦力になるはず。左利きという特性も、戦術に広がりをもたらしてくれそうだ。
藤春は、「米倉から席を奪ったと言えます」(ハリルホジッチ監督)と評価されての代表復帰。左サイドでのスピード感溢れる突破力と、そこからのセンタリングを期待されており、その優れた攻撃性能を指揮官も高く買っているようだ。
「今回の試合では両サイドからの質の高いセンタリングが必要になってきます」
シンガポール、カンボジアとの2連戦に向け、ハリルホジッチ監督はひとつのアプローチを提示した。SBは、両サイドをハイレベルにこなす長友を筆頭に、右に酒井宏、左に藤春が配置されるはずだが、3人とも指揮官の要望に応えられるだけのクオリティは持っていると言っていい。
ただ、センタリングが要となるサイドアタックを重視するなら、クラブで好調を維持し、FKも蹴れるFC東京の太田宏介という選択肢もあっても良かったと思うが……。
最終ラインの先発予想は、左から長友、槙野、吉田、酒井宏。丸山をテストするなら、クラブでもチームメイトの森重と組ませるのが得策だろう。
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=バックアッパー
◎吉田麻也(サウサンプトン)/◎槙野智章(浦和)/○森重真人(FC東京)/△丸山祐市(FC東京)/◎酒井宏樹(ハノーファー)/◎長友佑都(インテル)/△藤春廣輝(G大阪)
吉田、槙野、森重、酒井宏、長友は“常連”とも言える5人。CBの吉田を軸に、その相棒は槙野が最有力候補で、森重が三番手をキープ。10月シリーズは怪我のため未招集だった酒井宏が復帰し、ここに来てインテルで出場機会を増やしている長友のコンディションも良さそうだ。
注目ポイントは、コンスタントに呼ばれていた丹羽大輝と米倉恒貴の“ガンバコンビ”が外れ、CBの丸山と左SBの藤春が選出されている点だ。
丸山は、正確なフィードが持ち味。後方からの組み立てで力を発揮し、ビルドアップの向上を目指すチームにとり、貴重な戦力になるはず。左利きという特性も、戦術に広がりをもたらしてくれそうだ。
藤春は、「米倉から席を奪ったと言えます」(ハリルホジッチ監督)と評価されての代表復帰。左サイドでのスピード感溢れる突破力と、そこからのセンタリングを期待されており、その優れた攻撃性能を指揮官も高く買っているようだ。
「今回の試合では両サイドからの質の高いセンタリングが必要になってきます」
シンガポール、カンボジアとの2連戦に向け、ハリルホジッチ監督はひとつのアプローチを提示した。SBは、両サイドをハイレベルにこなす長友を筆頭に、右に酒井宏、左に藤春が配置されるはずだが、3人とも指揮官の要望に応えられるだけのクオリティは持っていると言っていい。
ただ、センタリングが要となるサイドアタックを重視するなら、クラブで好調を維持し、FKも蹴れるFC東京の太田宏介という選択肢もあっても良かったと思うが……。
最終ラインの先発予想は、左から長友、槙野、吉田、酒井宏。丸山をテストするなら、クラブでもチームメイトの森重と組ませるのが得策だろう。
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=バックアッパー