2016年02月18日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の五十八「国際派監督に求められる語学力」
兵法にこんな言い回しがある。「三軍は得やすく、一将は求め難し」 兵士の頭数を揃えるのは難しくないが、優れた指揮官は得難いということだろう。 これをサッカーに置き換えると、「選手は得やすく、名将... 続きを読む
2016年02月18日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の五十八「国際派監督に求められる語学力」
兵法にこんな言い回しがある。「三軍は得やすく、一将は求め難し」 兵士の頭数を揃えるのは難しくないが、優れた指揮官は得難いということだろう。 これをサッカーに置き換えると、「選手は得やすく、名将... 続きを読む
2016年02月10日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の五十七「ポゼッションに不可欠な “ウイング”の育成と台頭を望みたい」
昨今、日本サッカー界では空前のポゼッション信仰が巻き起こっていたが(今はその熱がすっかり冷めかけている)、“ボールをつなぐためのつなぎ”になってしまう傾向も強かった。最... 続きを読む
2016年02月04日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の五十六「欧州のビッグクラブ、そして日本のU-23代表も利用。“2トップのアドバンテージ”をJクラブも再考すべきだ」
かつてサッカー界には、2トップがスタンダードだった時代がある。ところが1990年代後半から、ストライカーたちは次第に肩身の狭い思いをすることになっていった。 指導者たちによる“戦術... 続きを読む
2016年01月28日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の五十五「実は日本人には“守り抜く”より“攻め抜く”が向いている」
格上との試合では、守りを固めるのが戦いの定石の一つだろう。しかし、それが“城にこもる”だけでは、防御を破られるのは時間の問題となる。守備は必ず疲弊するからだ。 サッカー... 続きを読む
2016年01月21日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の五十四「強い集団に不可欠な“人材の多様性”。レイナや森脇のような存在の重要度とは?」
プロサッカークラブが1シーズンという長丁場を戦いきるには、様々な人材が必要になる。楽観的で強気な選手だけでなく、状況を観察し、冷淡でいられるような選手も必要になるだろう。集団は支点を中心にして... 続きを読む
2016年01月14日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の五十三「ジダン新監督のキーワード、“Actitud”の神髄とは?」
「今日の試合で一番気に入ったのは、選手たちのActitudだ」 1月9日、監督としてのトップリーグ・デビューを飾ったジネディーヌ・ジダンは、試合後の記者会見でそう語っている。レアル・マドリーは5... 続きを読む
2016年01月07日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の五十二「禁じ手は、使いよう」
<手、もしくは腕を使う> フットボールでは、たとえ手や腕でボールを触らなくても、基本的に“手の行使”そのものが奨励されない。例えば相手を手で引っ張ったり、突き飛ばしたり、... 続きを読む
2015年12月28日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の五十一「南米王者が見せた“不細工な”強さ」
<戦闘者としての分厚さ> アルゼンチンの南米王者リーベル・プレートの戦いを見ていると、そんな言葉が思い浮かんだ。 クラブワールドカップの準決勝、リーベルは広島を相手に会心の試合をしたわけではない... 続きを読む
2015年12月24日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の五十「育成型という嘘」
「育成型のチームへ!」 クラブ首脳陣がそう唱えた時の響きはいかにも美しく、勇ましい。Jリーグでも、いくつかその例は見られる。 しかしながら、そのスローガンは多分に不透明さを含んでいる。 育成型を... 続きを読む
2015年12月17日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十九「ガムシャラの代償」
「頑張れ!」「戦え!」「気持ちを見せろ!」 日本サッカー界では、こうした叱咤激励が日常的に飛び交う。小学校からJリーグまで、頑張ることの大切さが語られる。顕著なのは守備、プレスの場面かもしれない... 続きを読む
2015年12月10日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十八「昇格争いの緊張感」
J1昇格争いは、思った以上に悲喜こもごものドラマを生み出した。這い上がろうとする選手、サポーターの情念がそこに宿るからだろう。ただ、そうしたエネルギーは時に、後ろ向きに作用もする。 <もし昇格で... 続きを読む
2015年12月04日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十七「監督への道のり」
日本のプロ野球では、現役引退後すぐに監督になるケースが珍しくない。むしろ、こちらのほうが通例とも言えるだろう。 「代打、俺」という名言もあるように、プレイングマネージャーというのもまったく驚きに... 続きを読む
2015年11月26日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十六「育成に潜む矛盾」
育成をどう強化していくべきか? このテーマは多分に矛盾を含んでいるだけに、簡単に解決できない。 「このままでは、アヤックスのフットボールは衰退するだろう」 かつてヨハン・クライフはそう言って、警... 続きを読む
2015年11月20日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十五「日本の総力」
11月、日本代表はシンガポール、カンボジアにアウエーで勝利を収め、ワールドカップ・アジア2次予選のグループ首位に立っている。もっとも、2次予選には力のあるチームはひとつもいなかった。勝点を落と... 続きを読む
2015年11月12日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十四「Jリーグが隆盛を迎えるには?」
2015年シーズンのJリーグが幕を閉じつつある。 リーグ全体のレベルは向上しているのか? 現状を再検証するのに悪くない時期だろう。 アジア・チャンピオンズリーグでは柏がベスト8に進み、G大阪が... 続きを読む