2016年01月14日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の五十三「ジダン新監督のキーワード、“Actitud”の神髄とは?」
「今日の試合で一番気に入ったのは、選手たちのActitudだ」 1月9日、監督としてのトップリーグ・デビューを飾ったジネディーヌ・ジダンは、試合後の記者会見でそう語っている。レアル・マドリーは5... 続きを読む
2016年01月14日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の五十三「ジダン新監督のキーワード、“Actitud”の神髄とは?」
「今日の試合で一番気に入ったのは、選手たちのActitudだ」 1月9日、監督としてのトップリーグ・デビューを飾ったジネディーヌ・ジダンは、試合後の記者会見でそう語っている。レアル・マドリーは5... 続きを読む
2016年01月07日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の五十二「禁じ手は、使いよう」
<手、もしくは腕を使う> フットボールでは、たとえ手や腕でボールを触らなくても、基本的に“手の行使”そのものが奨励されない。例えば相手を手で引っ張ったり、突き飛ばしたり、... 続きを読む
2015年12月28日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の五十一「南米王者が見せた“不細工な”強さ」
<戦闘者としての分厚さ> アルゼンチンの南米王者リーベル・プレートの戦いを見ていると、そんな言葉が思い浮かんだ。 クラブワールドカップの準決勝、リーベルは広島を相手に会心の試合をしたわけではない... 続きを読む
2015年12月24日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の五十「育成型という嘘」
「育成型のチームへ!」 クラブ首脳陣がそう唱えた時の響きはいかにも美しく、勇ましい。Jリーグでも、いくつかその例は見られる。 しかしながら、そのスローガンは多分に不透明さを含んでいる。 育成型を... 続きを読む
2015年12月17日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十九「ガムシャラの代償」
「頑張れ!」「戦え!」「気持ちを見せろ!」 日本サッカー界では、こうした叱咤激励が日常的に飛び交う。小学校からJリーグまで、頑張ることの大切さが語られる。顕著なのは守備、プレスの場面かもしれない... 続きを読む
2015年12月10日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十八「昇格争いの緊張感」
J1昇格争いは、思った以上に悲喜こもごものドラマを生み出した。這い上がろうとする選手、サポーターの情念がそこに宿るからだろう。ただ、そうしたエネルギーは時に、後ろ向きに作用もする。 <もし昇格で... 続きを読む
2015年12月04日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十七「監督への道のり」
日本のプロ野球では、現役引退後すぐに監督になるケースが珍しくない。むしろ、こちらのほうが通例とも言えるだろう。 「代打、俺」という名言もあるように、プレイングマネージャーというのもまったく驚きに... 続きを読む
2015年11月26日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十六「育成に潜む矛盾」
育成をどう強化していくべきか? このテーマは多分に矛盾を含んでいるだけに、簡単に解決できない。 「このままでは、アヤックスのフットボールは衰退するだろう」 かつてヨハン・クライフはそう言って、警... 続きを読む
2015年11月20日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十五「日本の総力」
11月、日本代表はシンガポール、カンボジアにアウエーで勝利を収め、ワールドカップ・アジア2次予選のグループ首位に立っている。もっとも、2次予選には力のあるチームはひとつもいなかった。勝点を落と... 続きを読む
2015年11月12日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十四「Jリーグが隆盛を迎えるには?」
2015年シーズンのJリーグが幕を閉じつつある。 リーグ全体のレベルは向上しているのか? 現状を再検証するのに悪くない時期だろう。 アジア・チャンピオンズリーグでは柏がベスト8に進み、G大阪が... 続きを読む
2015年11月05日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十三「無事是名馬」
無事是名馬。 それは作家、菊池寛が前後を引用して作った造語で、剛健に走る馬を賞賛する表現として用いられた。競馬を愛し、自らも馬主であった菊池は、能力が抜きん出ていなくとも走り続ける逞しさ、丈夫... 続きを読む
2015年10月28日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十二「原始的マンマーク」
「故きを温ね新しきを知る」 彼らの戦いは、その諺の実践だったのかもしれない。リーガ・エスパニョーラ5節、本拠地バライードスで王者バルセロナと対戦したセルタは、マンマークディフェンスとショートカウ... 続きを読む
2015年10月22日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十一「資質と戦術」
FIFAランキング上位であるイランとのアウェー戦。日本は吉田麻也がPKを献上して先制を許すも、後半に本田圭佑の右サイドからの左足クロスを武藤嘉紀がGKと交錯しながら押し込んだ。1-1のドローは... 続きを読む
2015年10月16日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十「行動力と交渉力」
スペインの北西、ガリシア地方の漁港町に、なぜ欧州を席巻するようなチームが誕生したのか? 拙著『おれは最後に笑う』に収めたルポで、2000年代にヨーロッパを震撼させるジャイアントキリングを繰り... 続きを読む
2015年10月08日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の三十九「“教える”と“伝える”の差」
伝える。 それはサッカーというスポーツにおいて、基本的要素と言える。指導者が選手に対する時も、その逆も、選手同士でも当然そうだし、あるいは選手とメディアの関係でも同じだろう。 お互いのコミュニ... 続きを読む