小宮良之 新着記事

【小宮良之の日本サッカー兵法書】早熟型よりも晩成型が多い日本人選手。世界的な「ブレイク候補」の筆頭格は堂安と冨安だ

先日、『サッカーダイジェスト』誌が特集した「ブレイク候補ランキング」のアンケートに答えた。「1997年以降生まれの日本人選手限定」 それだけが選考の条件だった。なので、筆頭には堂安律(フローニン... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】プレーを“創造する”モドリッチに「アシストが少ない」という批判は暴論だ

 「一体いつから、モドリッチは世界最高のパサーになったんだ? ほとんどアシストを記録していないのに?」 セルビアの名将ラドミール・アンティッチの、クロアチア代表MFルカ・モドリッチに対する発言が... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】「ガバナンスの欠如」がもたらした欧州王者マドリーの崩壊

 チームマネジメントは簡単ではない。 チャンピオンズ・リーグ(CL)で3連覇を成し遂げた王者レアル・マドリーでさえ、内部の軋轢が露出する形で、一つの時代の終焉を迎えている。 今年3月のレバンテ戦... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 強豪相手に状況の変化に対応して勝ち切る――森保ジャパンが残した課題

「前半は立ち上がりにピンチがあったものの、選手はアグレッシブに戦ってくれた。激しくプレスをかけ、粘り強くボールを奪い、良い守備から良い攻撃が生まれて。ただ、チャンスを多く作ったところで、得点する... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 監督とはかくあるべき! 失敗を糧に上昇し続ける高潔な究道者

 3月15日、リーガ・エスパニョーラの雄であるセビージャの監督、パブロ・マチンが電撃的に解任された。過去に5度の優勝経験があるヨーロッパリーグ(EL)で敗退したことが、大きな理由だった。 「次の試... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 ケイン、スアレス、ビジャ…点取り屋が持つ共通の「戦術センス」

 サッカーは大局を動かす戦略と、局面を左右する戦術によって成り立っている。  戦略を動かすには、クラブフロント、さらには現場のリーダーである監督の力が大きく物を言う。戦いの道筋を、どれだけ明確にで... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 世界でも稀な注目度が「高校以上プロ未満」の原石に与える影響

 2019年も、高校選手権の決勝(青森山田×流通経済大柏)には6万人近い観客が集まったという。  ユース年代の大会としては、世界的に見ても例外的な熱狂と言える。欧州では、この年代のチャ... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 何点取ったかではなく、どのようにして取ったかに目を向けよ!

「こんな弱い相手には5-0、6-0で勝たないと、強い相手に勝てるわけがない!」  この発想が、どこから生まれているのか分からない。  率直に言って、何の論拠もない考え方だろう。たとえトルクメニスタン... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 監督に必要なのは「名将の下での修行」より「下部チームの指揮」

 監督は、監督として成熟する。  欧州サッカー界をリードする指揮官は、いずれも監督としての経験を積み、その力量を高めている。コーチからの「丁稚奉公」ではない。監督として失敗し、成功し、一人前になる... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 “段階的”な強化など不可能! 全て“同時”に推し進めるべきだ

「堅守+攻撃サッカー」  しばしば、この手のスローガンやメディア評価を目にする。守りを固めることができたから、次はより攻撃的に!――そうした強化の発想だろうか。  しかし残念ながら、実現できる可能性... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 アジアカップでの日本に対する「手のひら返しの論調」を批評する

 アジアカップで日本は、グループリーグから決勝トーナメントのサウジアラビア戦、ベトナム戦まで、「守備的」「すっきりしない」と批判を浴びた。  それが、準決勝ではイランを相手に3-0で快勝したことに... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】イラン戦での先制時、何が南野拓実にボールを追わせたのか!?

「審判の笛が鳴るまでは、決してプレーを止めてはならない」  それは世界中で広く知られる、サッカーの“不文律”である。今さら言うまでもない。それほどに浸透している言い回しだ。 ... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 ジダンを追い詰めたのは!? 世界王者クラブを率いる監督の苦労

監督は、簡単な職業ではない。  周りから押し寄せる重圧は、生半可なものではないだろう。負けが込めば、ファンに罵倒される。精神的に、きついに違いない。  もっとも、それは指揮官としては、大した話ではな... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 次々に生まれる「サイドから仕掛けられるタレント」をどう活かす!?

「仕掛けることで相手のバランスを崩せる選手が、攻撃では欠かせない」  マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督はそう言って、過去に率いたチームでは、その系統のアタッカーを重用してきた。... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 耐えられないほどの重圧を受けるプロ選手たちの様々な克服方法

 プロサッカー選手は、周りから強い重圧を受ける。その日々は、精神的にも大きな負荷となる。結果として、鬱に近い状態に陥ってしまうケースも珍しくない。  例えば、スペイン代表として南アフリカ・ワールド... 続きを読む

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