「金崎は、デュエルのなかでボールをプロテクトしながらスピードも使える」
●CF-岡崎、武藤、金崎について
「岡崎はすべての試合で100パーセントを出し切るので、今現在のパフォーマンスは落ちています。ただ、彼はすべてのところに顔を出してくれる選手です。最近は、そこまでクラブでの試合に出ていませんが、彼のやる気とプロフェッショナリズムは我々にとって必要です。
武藤は先日、ドイツで3点取りましたね。(ハットトリックは)日本人選手にはあまりないことだと思うので嬉しいです。以前はゴール前で落ち着きを欠くこともありましたが、今は冷静さを取り戻せるのではないかと思います。若い選手なので、こうして点を重ねていけば、自信が深まってくると思います。
身長はそこまでありませんが、武藤は勇気があるし、デュエルにも強い。また、爆発的なスピードは、かなり高いレベルにあります。ただ、ドイツのサッカーは彼のためのスペースもありますが、まだそのスペースを十分には使えていない。裏のスペースに走っても、ボールホルダーとのシンクロナイゼーションがなく、オフサイドになってしまうので、オブリックランニングを覚えさせたいと思っています。
金崎は新しい選手ですが、昨日見つけたわけではありません。これまで追跡してきた選手です。すでに言いましたが、我々は中央に少しパワーが足りません。センタリングを有効利用できる選手がいないか探していました。他にも候補は何人かいますが、今回は金崎をダイレクトにトレーニングしながら見たいと思っています。
ここ数か月、金崎はかなり良い仕事をしてきました。真ん中だけでなく、かなり広範囲に動いてくれます。フィジカル的な身体の大きさはそこまでありませんが、デュエルのなかでボールをプロテクトしながらスピードも使えますし、戦う意識もありますし、ヘディングも上手いです。決定的な仕事をナビスコカップ決勝でもしました。
私は、1年目は時間をかけて選手を追跡して、できるだけ多くの選手に可能性をもたらしたいと思っています。ハイレベルなところでは完璧な人間が要求されますから、フットボールだけでなく、人間性も見たい。金崎にとっては良い機会でしょう。
●メンバー発表を終えて
「イラン戦の後に皆さんにもお話しましたが、私はイラン戦の前半にまったく満足していません。特に戦う意識の部分です。イランはフィジカル的なパワーを前面に押し出し、我々を難しい状況に追い込んできました。それに全員が対応できたわけではなかったからです。
これからシンガポール、カンボジアに絶対に勝つという話はしますし、勝って(2次予選のグループ)1位をキープしたいと思っています。来年に向けて言えば、我々の相手がどんどん強くなるなかで、我々はもっとパフォーマンスを上げなければなりません。そのためには、A代表には常に100パーセントの状態で来てもらわなければならない。
プレーが悪くても、チャンスでミスしても構いませんが、やる気と戦う意識のところでは絶対に負けてはいけません。今の日本代表に問題があると言っているわけではないし、私は少し強く要求しすぎなのかもしれませんが、要求し続けたい。このチームはもっと向上できると思っています」
「岡崎はすべての試合で100パーセントを出し切るので、今現在のパフォーマンスは落ちています。ただ、彼はすべてのところに顔を出してくれる選手です。最近は、そこまでクラブでの試合に出ていませんが、彼のやる気とプロフェッショナリズムは我々にとって必要です。
武藤は先日、ドイツで3点取りましたね。(ハットトリックは)日本人選手にはあまりないことだと思うので嬉しいです。以前はゴール前で落ち着きを欠くこともありましたが、今は冷静さを取り戻せるのではないかと思います。若い選手なので、こうして点を重ねていけば、自信が深まってくると思います。
身長はそこまでありませんが、武藤は勇気があるし、デュエルにも強い。また、爆発的なスピードは、かなり高いレベルにあります。ただ、ドイツのサッカーは彼のためのスペースもありますが、まだそのスペースを十分には使えていない。裏のスペースに走っても、ボールホルダーとのシンクロナイゼーションがなく、オフサイドになってしまうので、オブリックランニングを覚えさせたいと思っています。
金崎は新しい選手ですが、昨日見つけたわけではありません。これまで追跡してきた選手です。すでに言いましたが、我々は中央に少しパワーが足りません。センタリングを有効利用できる選手がいないか探していました。他にも候補は何人かいますが、今回は金崎をダイレクトにトレーニングしながら見たいと思っています。
ここ数か月、金崎はかなり良い仕事をしてきました。真ん中だけでなく、かなり広範囲に動いてくれます。フィジカル的な身体の大きさはそこまでありませんが、デュエルのなかでボールをプロテクトしながらスピードも使えますし、戦う意識もありますし、ヘディングも上手いです。決定的な仕事をナビスコカップ決勝でもしました。
私は、1年目は時間をかけて選手を追跡して、できるだけ多くの選手に可能性をもたらしたいと思っています。ハイレベルなところでは完璧な人間が要求されますから、フットボールだけでなく、人間性も見たい。金崎にとっては良い機会でしょう。
●メンバー発表を終えて
「イラン戦の後に皆さんにもお話しましたが、私はイラン戦の前半にまったく満足していません。特に戦う意識の部分です。イランはフィジカル的なパワーを前面に押し出し、我々を難しい状況に追い込んできました。それに全員が対応できたわけではなかったからです。
これからシンガポール、カンボジアに絶対に勝つという話はしますし、勝って(2次予選のグループ)1位をキープしたいと思っています。来年に向けて言えば、我々の相手がどんどん強くなるなかで、我々はもっとパフォーマンスを上げなければなりません。そのためには、A代表には常に100パーセントの状態で来てもらわなければならない。
プレーが悪くても、チャンスでミスしても構いませんが、やる気と戦う意識のところでは絶対に負けてはいけません。今の日本代表に問題があると言っているわけではないし、私は少し強く要求しすぎなのかもしれませんが、要求し続けたい。このチームはもっと向上できると思っています」