ケインではなくC・ロナウドを選んだ理由
最後にCFは、EURO初となる得点王を受賞したクリスチアーノ・ロナウドを選択した。チームはベスト16でベルギーに屈して早期敗退したが、この大黒柱は好調を維持していた。むしろ問題だったのは、他にもワールドクラスのタレントがいるにもかかわらず、C・ロナウドにチャンスを供給する形を作れなかった戦術面のほうだった。
こうした状況で4戦5発でトップスコアラーに輝いたのは、さすがとしか言いようがない。ハリー・ケインも選びたいところだったが、チームとしてより問題があったにもかかわらず、得点を量産したC・ロナウドをセレクトした。
こうした状況で4戦5発でトップスコアラーに輝いたのは、さすがとしか言いようがない。ハリー・ケインも選びたいところだったが、チームとしてより問題があったにもかかわらず、得点を量産したC・ロナウドをセレクトした。
この11人からひとりMVPを選ぶなら、素直に大会公式と同じドンナルンマにしたい。本当に穴らしい穴がなく、22歳にしてワールドクラスの守護神であることを証明した。新天地のパリ・サンジェルマンでも活躍は間違いないだろう。
文●内藤秀明(プレミアパブ)
文●内藤秀明(プレミアパブ)