PK戦で2本をストップし、ヒーローに
EURO2020でスペイン代表は、優勝したイタリアにPK戦で敗れてベスト4で敗退した。だが、ペドリやフェラン・トーレス、ダニ・オルモら若手の奮闘も目立ち、ポジティブな見方も少なくない。ここではスペイン紙『エル・パイス』に掲載された各選手の寸評を紹介する(★印が東京五輪に参加する選手)。
【GK】
★ウナイ・シモン
ラウンド・オブ16のクロアチア戦でコントロールミスから相手に先制点を献上した後が、真骨頂だった。パーソナリティの強さを示し、ミスを引きずらないばかりか、リスクを負って足元の技術を見せ続けた。延長前半開始直後にはアンドレイ・クラマリッチの得点機会を阻止。続くスイス戦ではPK戦で2本をストップし、ヒーローになった。
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【GK】
★ウナイ・シモン
ラウンド・オブ16のクロアチア戦でコントロールミスから相手に先制点を献上した後が、真骨頂だった。パーソナリティの強さを示し、ミスを引きずらないばかりか、リスクを負って足元の技術を見せ続けた。延長前半開始直後にはアンドレイ・クラマリッチの得点機会を阻止。続くスイス戦ではPK戦で2本をストップし、ヒーローになった。
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【DF】
マルコス・ジョレンテ
右SBとしてグループステージ最初の2試合にスタメンで出場。健脚を活かしゴール前に顔を出したが、守備ではどこか所在なさげだった。むしろルイス・エンリケ監督のこの起用によって、アトレティコ・マドリーのラ・リーガ制覇の原動力にもなった「前線への飛び出し」という切り札をみすみす放棄してしまった印象は否めない。
セサル・アスピリクエタ
グループステージ第3戦のスロバキア戦でスタメン出場すると、以降はM・ジョレンテを押しのけてポジションを確保。ミスらしいミスを犯すことなく、最終ラインにソリッドさと重厚感をもたらすとともに、攻撃でもビルドアップやオーバーラップを無難にこなした。クロアチア戦で2点目を挙げた。
エメリック・ラポルト
急遽フランスから鞍替えしたことでそのパフォーマンスに注目が集まる中、チーム唯一の全6試合フル出場(630分)を果たした。パウ・トーレスと左利き同士のCBコンビを形成し、逆足の右CBに入った試合では窮屈そうにプレーし、ポーランド戦ではロベルト・レバンドフスキに競り合いに敗れ、同点ゴールを許した。しかしそこから尻上がりに調子を上げ、とりわけインターセプトとビルドアップに冴えを見せたイタリア戦は貫禄のパフォーマンスだった。
★パウ・トーレス
予想以上に対人戦で劣勢を強いられ、グループステージ最初の2試合にスタメン出場した後、第3節のスロバキア戦でベンチスタートに。スイス戦で再び先発で起用されたが、危うさは解消しなかった。守備よりも、ビルドアップでの貢献が光った。
★エリク・ガルシア
マンチェスター・シティで一緒にプレーした経験からラポルトとの連携でパウより一日の長があり、最大の長所であるフィードのクオリティの高さを見せつけた。インターセプトも無難にこなした。
ジョルディ・アルバ
敵陣深くまで入り込み、多くの時間帯で攻撃を牽引した。クロアチア戦でのベンチスタートを経てスタメンに復帰したスイス戦では立ち上がりからフル稼働。シュートがデニス・ザカリアに当たってコースが変わり、先制ゴールに繋がった。1アシストを記録し、チーム1位の12回の得点機会を創出した。
マルコス・ジョレンテ
右SBとしてグループステージ最初の2試合にスタメンで出場。健脚を活かしゴール前に顔を出したが、守備ではどこか所在なさげだった。むしろルイス・エンリケ監督のこの起用によって、アトレティコ・マドリーのラ・リーガ制覇の原動力にもなった「前線への飛び出し」という切り札をみすみす放棄してしまった印象は否めない。
セサル・アスピリクエタ
グループステージ第3戦のスロバキア戦でスタメン出場すると、以降はM・ジョレンテを押しのけてポジションを確保。ミスらしいミスを犯すことなく、最終ラインにソリッドさと重厚感をもたらすとともに、攻撃でもビルドアップやオーバーラップを無難にこなした。クロアチア戦で2点目を挙げた。
エメリック・ラポルト
急遽フランスから鞍替えしたことでそのパフォーマンスに注目が集まる中、チーム唯一の全6試合フル出場(630分)を果たした。パウ・トーレスと左利き同士のCBコンビを形成し、逆足の右CBに入った試合では窮屈そうにプレーし、ポーランド戦ではロベルト・レバンドフスキに競り合いに敗れ、同点ゴールを許した。しかしそこから尻上がりに調子を上げ、とりわけインターセプトとビルドアップに冴えを見せたイタリア戦は貫禄のパフォーマンスだった。
★パウ・トーレス
予想以上に対人戦で劣勢を強いられ、グループステージ最初の2試合にスタメン出場した後、第3節のスロバキア戦でベンチスタートに。スイス戦で再び先発で起用されたが、危うさは解消しなかった。守備よりも、ビルドアップでの貢献が光った。
★エリク・ガルシア
マンチェスター・シティで一緒にプレーした経験からラポルトとの連携でパウより一日の長があり、最大の長所であるフィードのクオリティの高さを見せつけた。インターセプトも無難にこなした。
ジョルディ・アルバ
敵陣深くまで入り込み、多くの時間帯で攻撃を牽引した。クロアチア戦でのベンチスタートを経てスタメンに復帰したスイス戦では立ち上がりからフル稼働。シュートがデニス・ザカリアに当たってコースが変わり、先制ゴールに繋がった。1アシストを記録し、チーム1位の12回の得点機会を創出した。