芸術派も歴史派もショッピング派も世界遺産と至宝の旅へ――。

1793 年に開館した世界最大の規模を誇るルーブル美術館。展示作品だけでなく、この建物自体が貴重な文化遺産である。 (C) REUTERS/AFLO

豪奢なヴェルサイユ宮殿には華やかさに満ちているが、その背景にはパリ市民の怒りの歴史がある。 (C) REUTERS/AFLO
もっとも、芸術派には美術館めぐりも欠かせません。
パリが世界に誇る「ルーブル美術館」を筆頭に、印象派で有名な「オルセー美術館」、「グランパレ」、「プティパレ」、「オランジュリ」、「ロダン美術館」、「ピカソ美術館」、「ポンピドゥーセンター」と、枚挙にいとまがありません。『モナリザ』をはじめとする、至宝の数々に見惚れてください。
「オペラ座(ガルニエ)」のシャガールもお見逃しなく。また古典芸術ではありませんが、ズラタンも殿堂入りした蝋人形館「グレヴァン美術館」も楽しいでしょう。
一方、歴史派にぜひオススメしたいのは、「カルナヴァレ博物館」です。リュテシアと呼ばれていた古代から近代まで、激動の歴史を刻んできたパリの全てが分かります。
先日まで、東京でもロックミュージカル『1789』の日本版公演がありましたが、その大革命を辿るなら、バスティーユ広場、レピュブリック広場、コンシエルジュリのマリー・アントワネットの牢獄、ちょっと足を伸ばして世界遺産の「ヴェルサイユ宮殿」などへ……。
バスティーユの牢獄はもうありませんが、ここに打ち入ったのは、女性を先頭とするパリ民衆でした。そして「パンを寄越せ!」とヴェルサイユ宮殿へ行進したのです。ヴェルサイユ宮殿の煌びやかさを見れば、言葉に尽くせぬ貧しい民衆の怒りが実感できることでしょう。
そんなバスティーユ&レピュブリック周辺も、大革命から227年を経た今では、流行の最先端をゆく若者たちの街となっているのですから、パリは面白い!
パリコミューンを辿るなら、「ペールラシェーズ墓地」やモンマルトルの丘などへ。パリ民衆が虐殺されたモンマルトルのてっぺんには、血を隠すために白亜の「サクレ・クール寺院」が建てられましたがが、フランス左翼人は今でも、この寺院に足を踏み入れないそうです。
ショッピング派は、ギャルリー・ラファイエットやプランタン、フォーブール・サントノレ通りへ。一方、レトロな風情を求めるなら、ギャルリー・ヴィヴィエンヌなど、パッサージュと呼ばれるアーケード街へ足を運ぶといいでしょう。
そして、現代パリっ子たちの庶民生活に触れたいなら、ムフタール通りやダゲール通りやマルシェ(青空市)へ。“普段着”のパリが待っています。
パリが世界に誇る「ルーブル美術館」を筆頭に、印象派で有名な「オルセー美術館」、「グランパレ」、「プティパレ」、「オランジュリ」、「ロダン美術館」、「ピカソ美術館」、「ポンピドゥーセンター」と、枚挙にいとまがありません。『モナリザ』をはじめとする、至宝の数々に見惚れてください。
「オペラ座(ガルニエ)」のシャガールもお見逃しなく。また古典芸術ではありませんが、ズラタンも殿堂入りした蝋人形館「グレヴァン美術館」も楽しいでしょう。
一方、歴史派にぜひオススメしたいのは、「カルナヴァレ博物館」です。リュテシアと呼ばれていた古代から近代まで、激動の歴史を刻んできたパリの全てが分かります。
先日まで、東京でもロックミュージカル『1789』の日本版公演がありましたが、その大革命を辿るなら、バスティーユ広場、レピュブリック広場、コンシエルジュリのマリー・アントワネットの牢獄、ちょっと足を伸ばして世界遺産の「ヴェルサイユ宮殿」などへ……。
バスティーユの牢獄はもうありませんが、ここに打ち入ったのは、女性を先頭とするパリ民衆でした。そして「パンを寄越せ!」とヴェルサイユ宮殿へ行進したのです。ヴェルサイユ宮殿の煌びやかさを見れば、言葉に尽くせぬ貧しい民衆の怒りが実感できることでしょう。
そんなバスティーユ&レピュブリック周辺も、大革命から227年を経た今では、流行の最先端をゆく若者たちの街となっているのですから、パリは面白い!
パリコミューンを辿るなら、「ペールラシェーズ墓地」やモンマルトルの丘などへ。パリ民衆が虐殺されたモンマルトルのてっぺんには、血を隠すために白亜の「サクレ・クール寺院」が建てられましたがが、フランス左翼人は今でも、この寺院に足を踏み入れないそうです。
ショッピング派は、ギャルリー・ラファイエットやプランタン、フォーブール・サントノレ通りへ。一方、レトロな風情を求めるなら、ギャルリー・ヴィヴィエンヌなど、パッサージュと呼ばれるアーケード街へ足を運ぶといいでしょう。
そして、現代パリっ子たちの庶民生活に触れたいなら、ムフタール通りやダゲール通りやマルシェ(青空市)へ。“普段着”のパリが待っています。