根本的にはなにも変わっていないのでは? 大ブーイングに込められたメッセージ。
昨季は第1ステージ無敗優勝を果たしたが、今季はホーム開幕戦でいきなり躓いた。試合終了と同時に、埼玉スタジアムのゴール裏を埋めたサポーターから辛辣な大ブーイングが轟いた。
守備のユーティリティである遠藤が加わり、先発と控えのメンバーもこれまでの公式戦4試合のなかで、いろいろなシャッフルが試された。
しかし結局、根本的にはなにも変わっていないのではないか?
そんなメッセージの込められた厳しいブーイングだった。大勢の赤いサポーターにも、残念ながらこの日の浦和の選手は「逃げている」ように映ったのだ。
結局、遠藤が加わった以外は、基本的にはメンバーの顔触れも戦い方も昨季の形に収まるだけでは? という流れになってきている。果たしてそこからダイナミックさが生まれるのか(取り戻せるのか)どうか、そのあたりは見守る必要がある。ブーイングは、昨季とは異なる浦和が見たいという「叫び」でもあったに違いない。
柏戦で見せた、ファイトする姿は一過性にすぎなかったのか? 1週間前は、たしかに最後まで組織として“闘えていた”。あの姿勢こそを、今季まず貫くべきだ。なにかに取り組み失敗し、そこからまたなにかを得る“トライ&エラー”は決して悪いことではない。ただし、最近の浦和は、そういった取り組みがすべて中途半端になっている印象も否めない。
タイトルを逃してきたあと一歩の差について、多くの選手が「分からない」と首をひねっていた。しかし、ずっと変わらない課題からも“逃げて”いないだろうか。
浦和の選手たちは、逃げているようだった――。そこまで言われて、悔しくないか? これで奮い立たなければ、男ではない。闘志を目の前の戦いにぶつけ続け、そして「タイトル」に結び付けること。今季の浦和が求められているのは、一過性ではない、年間を通した「強さ」だ。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
守備のユーティリティである遠藤が加わり、先発と控えのメンバーもこれまでの公式戦4試合のなかで、いろいろなシャッフルが試された。
しかし結局、根本的にはなにも変わっていないのではないか?
そんなメッセージの込められた厳しいブーイングだった。大勢の赤いサポーターにも、残念ながらこの日の浦和の選手は「逃げている」ように映ったのだ。
結局、遠藤が加わった以外は、基本的にはメンバーの顔触れも戦い方も昨季の形に収まるだけでは? という流れになってきている。果たしてそこからダイナミックさが生まれるのか(取り戻せるのか)どうか、そのあたりは見守る必要がある。ブーイングは、昨季とは異なる浦和が見たいという「叫び」でもあったに違いない。
柏戦で見せた、ファイトする姿は一過性にすぎなかったのか? 1週間前は、たしかに最後まで組織として“闘えていた”。あの姿勢こそを、今季まず貫くべきだ。なにかに取り組み失敗し、そこからまたなにかを得る“トライ&エラー”は決して悪いことではない。ただし、最近の浦和は、そういった取り組みがすべて中途半端になっている印象も否めない。
タイトルを逃してきたあと一歩の差について、多くの選手が「分からない」と首をひねっていた。しかし、ずっと変わらない課題からも“逃げて”いないだろうか。
浦和の選手たちは、逃げているようだった――。そこまで言われて、悔しくないか? これで奮い立たなければ、男ではない。闘志を目の前の戦いにぶつけ続け、そして「タイトル」に結び付けること。今季の浦和が求められているのは、一過性ではない、年間を通した「強さ」だ。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)