宇佐美の推定市場価格は現代表で10位。GK川島と同額の「3億4000万円」。
6月シリーズを終えて気になるのは、代表戦士の去就だろう。残留と移籍の間で揺れ動いている欧州組も多く、国内組のなかにも欧州移籍が噂される選手もおり、日を追うごとに移籍話が浮上してくるはずだ。
そこで、移籍情報などを扱うウェブサイト『Transfermarkt』のデータを基に、今回の6月シリーズに招集された日本代表メンバーの推定市場価格を調べた。推定市場価格――選手の実績や年齢などを考慮して算出される推定の移籍金(年俸とは異なる)。活躍次第で市場価格は変動する。「推定移籍金」に近い。
今回招集された日本代表26人の「ベスト5」は次のようになっている。
■推定市場価格「TOP5」
順位 名前 市場価格
1位 本田圭佑 23億5000万
2位 香川真司 16億8000万
長友佑都 16億8000万
4位 岡崎慎司 13億4000万
5位 吉田麻也 8億4000万
気になる宇佐美は10位タイ。GK川島の「3億4000万円」と同額で、トップの本田とは実に20億円近くの開きがある。シンガポール戦では、残念ながら自身の価値を高めたとは言い難いが、これからの活躍次第で価格が急騰する可能性は十分にある。
欧州スカウトも注目を寄せる“3億4000万円の男”。代表定着を足掛かりに、再び欧州に挑戦する日も近そうだ。
取材・文●大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)