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【日本代表<推定市場価格ランク付き>】市場価格「3億4000万円」の宇佐美。シンガポール戦で価値を高められず

カテゴリ:日本代表

2015年06月17日

「宇佐美 vs 武藤」の構図。現状は宇佐美が一歩リードするも…。

ハリルホジッチ体制下の「ウイング&サイドMF候補」の出場記録。6月シリーズに追加招集された形の永井を除くと、コンスタントに招集されているのは本田、宇佐美、武藤の3人のみ。

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 シンガポール戦で宇佐美は結果を残せなかったものの、ポジティブな材料を挙げるとすれば78分までプレーした点だろう。言い換えれば“3人目の交代までピッチにいた”ということだ。
 
 3枚の交代カードが切られたなか、宇佐美を代えるタイミングはもっと早くても不思議はなかった。しかし、指揮官はギリギリまで引っ張る選択を下したのだ。この采配が意味するところは、「信頼」と呼ぶには尚早ながら「宇佐美への高い期待感」に他ならない。
 
 3月シリーズの2試合はいずれも途中出場という立場だった宇佐美が、ポジション争いのライバルである武藤を差し置いて、6月シリーズでは一転して2試合連続先発。ポジションを争う候補者で両シリーズの出場時間を比較すると、宇佐美が「99分増」と最もプレー時間を延ばしている。これは裏返せば、ハリルホジッチ監督の御眼鏡に適った証拠だろう。
 
 なにより象徴的だったのは、71分に投入された原口が柴崎と交代した点だ。ポジションの適性を考えれば、原口はサイドMFに入るのが自然。ところが、指揮官は宇佐美をあえて残したまま、原口をトップ下に配置した。采配自体は賛否両論が渦巻くが、少なくとも“宇佐美をできるだけピッチに残しておきたい”と監督が考えたのは間違いない。
 
 現時点でウイング(またはサイドMF)の序列は、本田が不動の存在で、宇佐美、武藤、原口という順番か。もっとも、宇佐美と武藤はいつ立場が入れ替わってもおかしくない。当然、宇佐美も自身の置かれた状況は把握している。だからこそ、なによりも結果が欲しかったのだ。
 
「結果を出せない試合は、どんな試合でも悔しい」
 
 シンガポール戦後に発した言葉の背景には、そうした熾烈なポジション争いも絡んでいる。仮に、宇佐美がこの日のようなプレーを続ければ、近いうちに武藤が先発の座を再び掴み取るだろう。互いに切磋琢磨を続けながら、「宇佐美 vs 武藤」の構図はしばらく続きそうだ。

6人のうち、最も出場時間を増やしたのは宇佐美。3月シリーズはいずれも途中出場だったが、6月シリーズでは2試合連続で先発を飾っており、指揮官の信頼が見て取れる。

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