「ハーフタイムには『中央へ攻めすぎだ』と伝えた」
――前半の45分間を監督がどのように評価されて、ハーフタイムにどのような指示を選手たちに出したんですか?
「まずハーフタイムですが、『中央へ攻めすぎだ』と伝えました。中を崩すのであれば、フリックや2、3回ワンタッチを入れて背後に抜ける動きが必要だった。それよりも、『外からボールを入れてくれ』と言ったんです。特に、斜めの逆サイドへのボールを出してくれと。実際、昨日も逆サイドにボールを運んでそこからクロスを上げる練習はしました。
後半は2トップにして、両サイドからクロスを入れながら得点を狙いましたが、例えば本田が放ったヘディングシュートに関しては、もっと隅を狙うべきでしたね。相手もしっかり我々の戦術を理解して縦を防いできたので、逆サイドに展開しそれからそこから崩そうとしました。
サイドからのオーバーラップも積極的にトライして、太田には『今日は君の試合だ』と言いました。相手に警戒されながらも、それでも彼はしっかりクロスを上げてくれた。勝つためにあらゆる手を尽くしたつもりですが、19回ほどのチャンスを作って、ゴールが入らなかったのは私の人生であまり見たことがありません。
少しがっかりしていて、なかなか(この結果を)飲み込めず、消化できません。ゴールがたくさん生まれて、スペクタクルな試合になっても不思議ではなかったんですが、次の機会を待とうかなと思います」
――歴代の代表監督、例えばジーコさん、オシムさん、ザッケローニさんも、引いてくる相手に大変苦しんできました。この先もこういう戦術を採る相手との対戦は避けられませんが、それに対するマジックや対策は?
「フットボールにマジックはありません。トレーニングをするだけです。この試合でもハイレベルなアクションは見られて、選手たちの戦う気持ちも感じました。ボールを失った瞬間、彼らはおそらく3、4秒以内に奪い返していたんじゃないでしょうか。チームは勝つために全力を尽くしていたと思います。
欲を言えば、もう少しファウルを誘っても良かった。おそらくイタリアだったら、(彼らはずる賢いので)3回PKをもらっていますね。そういったナイーブなところも少し向上させなければいけない。本当にこれだけ運がなかったのは、信じられないです。素晴らしいシュートも5、6回あったんですけども。
選手を非難すべきではありません、もし非難するのであれば、私を非難してください。全部監督のせいですから。勝ったら選手のおかげで、負けたら私の責任です。今は状況を上手く飲み込めません」
「まずハーフタイムですが、『中央へ攻めすぎだ』と伝えました。中を崩すのであれば、フリックや2、3回ワンタッチを入れて背後に抜ける動きが必要だった。それよりも、『外からボールを入れてくれ』と言ったんです。特に、斜めの逆サイドへのボールを出してくれと。実際、昨日も逆サイドにボールを運んでそこからクロスを上げる練習はしました。
後半は2トップにして、両サイドからクロスを入れながら得点を狙いましたが、例えば本田が放ったヘディングシュートに関しては、もっと隅を狙うべきでしたね。相手もしっかり我々の戦術を理解して縦を防いできたので、逆サイドに展開しそれからそこから崩そうとしました。
サイドからのオーバーラップも積極的にトライして、太田には『今日は君の試合だ』と言いました。相手に警戒されながらも、それでも彼はしっかりクロスを上げてくれた。勝つためにあらゆる手を尽くしたつもりですが、19回ほどのチャンスを作って、ゴールが入らなかったのは私の人生であまり見たことがありません。
少しがっかりしていて、なかなか(この結果を)飲み込めず、消化できません。ゴールがたくさん生まれて、スペクタクルな試合になっても不思議ではなかったんですが、次の機会を待とうかなと思います」
――歴代の代表監督、例えばジーコさん、オシムさん、ザッケローニさんも、引いてくる相手に大変苦しんできました。この先もこういう戦術を採る相手との対戦は避けられませんが、それに対するマジックや対策は?
「フットボールにマジックはありません。トレーニングをするだけです。この試合でもハイレベルなアクションは見られて、選手たちの戦う気持ちも感じました。ボールを失った瞬間、彼らはおそらく3、4秒以内に奪い返していたんじゃないでしょうか。チームは勝つために全力を尽くしていたと思います。
欲を言えば、もう少しファウルを誘っても良かった。おそらくイタリアだったら、(彼らはずる賢いので)3回PKをもらっていますね。そういったナイーブなところも少し向上させなければいけない。本当にこれだけ運がなかったのは、信じられないです。素晴らしいシュートも5、6回あったんですけども。
選手を非難すべきではありません、もし非難するのであれば、私を非難してください。全部監督のせいですから。勝ったら選手のおかげで、負けたら私の責任です。今は状況を上手く飲み込めません」