――大阪ダービーのイメージは？

「懐かしいですね。昔、セレッソにいた時のダービーを思い出しますね」

――当時もサポーター含め相当バチバチしてたところはあった？

「ありましたね。移籍していろいろなダービーを経験しているんですけど、大阪ダービーが一番殺気立っているというか、迫力があると思いますね」

――サポーターの気持ちも伝わってくる？

「すごく伝わってきました。昔しか分からないですが、応援の迫力が他のチームと試合する時よりと違うなというのは感じていました。今も変わってないと思いますけど。だから、選手も絶対に負けたくない、調子が悪くてもその試合だけは違うパワーが出る、と感じていました。

――選手もライバル意識はある？

「正直、僕自身は15年ぶりということもあり、そういうのはあまり無いですね。だけど、サポーターの人たちがそういう雰囲気を作ってくれて、それに応えないというのが選手みんなに伝わっていると思います」

――ダービーで最も大事なことは？

「お互い負けられないという気持ちがあるので、絶対に激しい試合になると思いますし、球際はポイントになってくる。あとは積極性だっだり。撃ち合いになる可能性もある。負けないという気持ちと自信を持ってやることが大事になってくると思いますね」
 

――かつてセレッソ所属していた時のガンバとのリーグ戦の対戦成績は２勝４敗です。覚えている試合は？

「ありますね。アウェーで２－０だったかな。雨の日で点を取ったと思うんですけど、それがパッと出てきましたね（2003年７月13日に行なわれた第12節。大久保の先制点を挙げC大阪が２－０で勝利）」

――ダービーの得点は、違った重みがある？

「もちろんありますね。その時はサポーターも入っていましたし、その１点でめちゃくちゃ盛り上がってチームの勢いに与えられたので、違った重みがありましたね」

――最初のダービーは記憶にある？

「全然覚えてないですね。それより、松山でやった天皇杯が出てきます。ヘディングでVゴールを決めて勝ったんですけど、それが思い出に残っていますね（2003年12月20日に行なわれた天皇杯４回戦。大久保のVゴールでC大阪が３－２で勝利）」

――勝利の重みも違う？

「全く違います。サポーターと一緒に喜べるという感じがすごく出てきますね」

――大久保選手がリーグ戦で一番点を取っているクラブはガンバで、14ゴールを挙げています。

「取っているイメージはありましたね、フロンターレの時も、ヴィッセルの時もガンバ戦は取ってるなっていうのはありましたが、そこまで取っているとは思いませんでした」

――今回はホームで、点を狙う気持ち強い？

「もちろん。ここで取れれば自信になりますし、チームも間違いなく勢いに乗ると思うので狙いたいと思っています。常にですけど」