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【藤田俊哉の目】異彩を放った宇佐美と可もなく不可もなかった香川。両者の立場は逆転した

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年04月01日

「高齢化」している日本代表にハリルホジッチ監督がようやく「世代交代」のメスを入れた。

ハリルホジッチ監督は日本代表に競争原理をもたらし、「高齢化」しつつあったチームに「世代交代」のメスを入れようとしている。(C) SOCCER DIGEST

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 僕が言うのもおこがましいとは思うけど、現役時代ずっとトップ下でプレーしてきた僕が見ても、香川ほどトップ下に適した人材はいないと思う。
 
 スター選手というのは期待されて当たり前だし、そもそも期待されたくない選手なんていないはず。だからこそ、こちらとしては大きな期待を持ってしまうものだし、応援をしていいと思う。だって香川が「日本の宝」であることは間違いないんだからね。
 
 以前は攻撃陣の序列で“1番手”だった。これから香川の序列がどこまで上がるのか。チーム内での香川のポジション(地位)にも注目していきたい。
 
 いずれせによ、この2連戦の収穫はハリルホジッチ監督によってチーム内に競争原理がもたらされたことだよね。チュニジア戦から11人を入れ替えて、ウズベキスタン戦でもたくさんの選手をテストした。以前は海外から多くの選手を呼んでもピッチにすら立てない選手もいたことを考えると、テストマッチとしては有意義な2試合だったと言える。停滞していた世代交代という工事を、新しくやってきた現場監督がふたたび進めてくれた。
 
 アギーレ監督(当時)になって新しい選手をテストしてくれると思ったけど、アジアカップに臨んだメンバーは、ザッケローニが選んだメンバーばかりが名を連ねた。3年後のロシア・ワールドカップを見据えた時、長谷部、本田、長友、岡崎といった選手たちは30歳を超え、香川にしても30歳を目前に控える。やっぱりこのメンバーのままでいいわけがない。
 
 ひとつ言えるのは、活きの良い若手の台頭なくしてチームは成長しないということ。日本社会の縮図のように、代表チームが「高齢化社会」を迎えているのは、誰の目から見ても明らかなんだから。
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