「表彰台で喜ぶ鹿島の選手の姿」を発奮材料に、エースは飛躍を遂げる。
9月と10月の過密日程による疲労の影響もあるのだろう。宇佐美は9月26日の柏戦以来、ナビスコカップ決勝も含めると、公式戦8試合ゴールから遠ざかっている。序盤戦は1試合・1得点のペースでゴールを量産していただけに、8戦不発はスランプとも捉えられる。
今季途中にFWから左MFに移った影響も大きく、与えられた役割の変化がゴール減の主因に違いない。また今回の鹿島戦に象徴されるように、相手の2列目やSBに攻撃力の高い選手を置かれると守備に体力を割かれ、結果的に“死に駒”や“遊び駒”の立場に追い込まれてしまう。
もっとも、宇佐美自身もそれを自覚しており、脱皮を遂げようともがいている。「サイドに張ってドリブルするだけではない」という言葉がそれを示す。
「相手が距離を取って2、3人で守ってくれば、パスなりミドルシュートで打開すればいい。相手にどういう対応をされても、それを上回るプレーをしたい」
13年夏にドイツから帰国後、チームに4冠をもたらしたエースは、「表彰台で喜ぶ鹿島の選手の姿」を発奮材料として、さらに飛躍を遂げるはずだ。
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
今季途中にFWから左MFに移った影響も大きく、与えられた役割の変化がゴール減の主因に違いない。また今回の鹿島戦に象徴されるように、相手の2列目やSBに攻撃力の高い選手を置かれると守備に体力を割かれ、結果的に“死に駒”や“遊び駒”の立場に追い込まれてしまう。
もっとも、宇佐美自身もそれを自覚しており、脱皮を遂げようともがいている。「サイドに張ってドリブルするだけではない」という言葉がそれを示す。
「相手が距離を取って2、3人で守ってくれば、パスなりミドルシュートで打開すればいい。相手にどういう対応をされても、それを上回るプレーをしたい」
13年夏にドイツから帰国後、チームに4冠をもたらしたエースは、「表彰台で喜ぶ鹿島の選手の姿」を発奮材料として、さらに飛躍を遂げるはずだ。
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)