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【ナビスコカップ決勝】30分に起きた「西野→岩下」のCB“ドタバタ”交代劇。長谷川監督と岩下が舞台裏を明かす

カテゴリ:Jリーグ

2015年10月31日

岩下投入を決断したひとつの要因は“レフェリング”。

長谷川監督は鹿島の猛攻でパニック状態に陥った最終ラインを立て直すべく、西野(3番)から右足首に不安のある岩下への交代を決断。わずか30分での交代も、妥当だった。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 G大阪の長谷川監督が交代カードを切ったのは、早々の30分。大一番に起用したCBの西野に代わり、ベンチスタートとなった岩下の投入を決断した。

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 岩下は右足首に負傷を抱えて本調子には遠く、コンディションは決して万全ではなかった。長谷川監督はそうした事情も考慮し、22歳の西野の先発を決めた。しかし、序盤から鹿島の猛攻に晒され、もはや失点は時間の問題。そう判断した指揮官は、岩下を強行出場させたのだ。
 
 長谷川監督は、序盤の戦況についてこう語っている。
 
「球際で負けていた。今日のレフェリーが家本(政明)さんだったので、球際のファウルはあまり取らないのは分かっていたが、他のレフェリーなら(ファウルを)取るチャージでも意外と流されていて、そのへんが良い形で鹿島に転がってしまった」
 
 そうしたレフェリングも影響を及ぼしたなか、岩下を投入した最大の狙いは“最終ラインの安定化”にあった。
 
「(チームが)受ける気持ちになり、球際の部分で前半はほとんど勝てなかった。最後の最後で守っていたが、(守備の)スライドでも混乱があった。(安定感が)戻ればそのままの形でいかせようと思ったが、前半に1点取られたら難しいゲームになると思い、30分ぐらいを目途に、あまり落ち着いてこなかったら、岩下を入れようかなと」
 
 事実、開始2分に鹿島の遠藤康に強烈なシュートを浴びると、直後の5分、12分にも立て続けにピンチを招いた。エンジン全開の鹿島に面を食らった形となり、最終ラインはパニック状態に陥ったのだ。
 
 長谷川監督は「別に西野が悪いというわけではなかった。メンバーを代えて、なんとかゼロで折り返して後半を向かえることができた」と語る。西野も奮闘していたとはいえ、守備組織を立て直す意味で、早々の交代は妥当だった。
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