• トップ
  • ニュース一覧
  • 【ナビスコカップ決勝】“9.1パーセント”に懸けたG大阪の「不敗神話」が終焉。遠藤と今野も「負けるべくして負けた」と敗北を甘受

【ナビスコカップ決勝】“9.1パーセント”に懸けたG大阪の「不敗神話」が終焉。遠藤と今野も「負けるべくして負けた」と敗北を甘受

カテゴリ:Jリーグ

2015年11月01日

G大阪が鹿島に逆転勝利する可能性は「9.1パーセント」しかなかった。

前回大会のような逆転劇は起こらず、G大阪は3失点と完敗。「負けるべくして負けた」(遠藤)という内容だった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 
 鹿島に先制を許した時点で、G大阪が逆転できる可能性は「9.1パーセント」だった。その数字は、決して不可能ではないが、極めて難しいことを意味する。
 
 ナビスコカップは1992年から2014年大会まで過去22回行なわれ、ホーム&アウェーで実施された97年大会を除くと、決勝の舞台で逆転劇が起きたのは2回。93年のV川崎と14年のG大阪のみだ。その統計から弾き出されたのが「9.1パーセント」である。
 
 前回大会でG大阪は、0-2の劣勢から3点を決めて広島に逆転勝利しており、G大阪サポーターの脳裏には昨年の劇的な展開がよぎり、こう思ったに違いない。奇跡再び――と。しかし、サッカーの神様が今回用意したシナリオは『鹿島の圧勝劇』だった。
 
 内容はスコア以上の完敗だ。12分には遠藤保仁が中村充孝のミドルシュートを頭で逸らし、40分には丹羽大輝がゴールライン手前でボールを掻き出したが、そのふたつの好プレーがなければもっと早くに先制点を献上していただろう。
 
 遠藤が「鹿島が良かったのもあるけど、僕らが悪すぎたっていうのもある。試合の入りも良くなかったし、攻撃もちょっと単調になりがちでした。負けるべくして負けたと思う」と語れば、今野泰幸も「今日は本当に叩きのめされた。去年の夏以降、ここまでやられたっていうのはない。負けるべくして負けたのは久しぶり」と振り返る。
 
 経験豊富なふたりが「負けるべくして負けた」と口を揃えるのだから、ピッチで感じた鹿島の強さは相当なものだったはずだ。
 
 次のページでは、「LIVEトラッキングデータ」から今回の一戦を紐解く。
【関連記事】
【ナビスコカップ決勝】30分に起きた「西野→岩下」のCB“ドタバタ”交代劇。長谷川監督と岩下が舞台裏を明かす
【ナビスコカップ決勝】宇佐美は8戦不発と“スランプ状態”。鹿島の猛攻に晒されて「死に駒」と化す
【ナビスコカップ決勝|採点&寸評】試合を支配した小笠原。流れを引き寄せた序盤は無双状態
【セルジオ越後の天国と地獄】“ボロボロ”のガンバに勝っただけで、これでアントラーズを「強い」と錯覚してはいけない
【ナビスコカップ決勝】鹿島OB中田浩二の目/今回の優勝は、強さを取り戻すための“序章”
【ナビスコカップ決勝】柴崎岳が有言実行! 日本代表の先輩相手に宣言通りの勝利で大きな手応え
【ナビスコカップ決勝】鹿島の全得点に絡んだ小笠原。キャプテンの魂を焚きつけたタイトルへの飢えとチーム愛
【ナビスコカップ決勝|編集長の視点】勝敗を分けた指揮官のマネジメント力。宇佐美は戦術に消された
連載|熊崎敬【蹴球日本を考える】G大阪は何をしたかったのか

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ