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【現地発】鮮やかな復活劇! 南野拓実がザルツブルクや欧州の舞台で噛みしめる大きな喜び

カテゴリ:連載・コラム

中野吉之伴

2017年11月09日

「ここで思う存分、楽しみたい」

奇遇にも、5節に大怪我を負った際の対戦相手から2ゴールを挙げて、南野は完全復活を印象付けた。 (C) REUTERS/AFLO

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 南野は、これまでの監督と比較するつもりはない、と強調したうえで、自分の気持ちを明かしてくれた。
 
「今の監督と僕の考えているスタイルは、すごく合っていると思います。10番、トップ下のポジションを置く監督で、そこは多分、自分にもフィットしていると思います。ボールを奪いに行くチームとして、どんどんアグレッシブに、というところとかも」
 
 視線は先を見据えている。ザルツブルクに入団した頃、ELでスペインのビジャレアルと対戦して、「こういうチームと対戦するために欧州に来た」と話していた。今シーズンはチャンピオンズ・リーグの出場権こそ逃したが、ELではグループステージ4節終了現在で首位に立っており、決勝トーナメント進出の可能性は高い。
 
「レベルの高いチームと対戦したいという気持ちは強いですか?」と尋ねてみたら、南野は力強く頷きながら答えた。
 
「そうですね、間違いないですね。マルセイユとも同じグループで、試合も控えていますし(最終節にアウェーで対戦)。そういうチームと、突破を懸けて真剣勝負ができるというのは、自分にとって本当に良い経験になると思います。こういう雰囲気とかは、日本では味わえないので、ここで思う存分、楽しみたいです」
 
 怪我の不安はもうない。オーストリア・ブンデスリーガ第14節のザンクト・ペルテン戦では9試合ぶりの先発出場を果たし、復活の2ゴールを挙げた。解き放たれた南野が、再び疾走する。
 
文:中野 吉之伴
 
【著者プロフィール】
なかの・きちのすけ/1977年7月27日秋田生まれ。武蔵大学人文学部欧米文化学科卒業後、育成層指導のエキスパートになるためにドイツへ。地域に密着したアマチュアチームで様々なレベルのU-12からU-19チームで監督を歴任。2009年7月にドイツ・サッカー協会公認A級ライセンス獲得(UEFA−Aレベル)。SCフライブルクU-15チームで研修を積み、2016-17シーズンからドイツU-15・4部リーグ所属FCアウゲンで監督を務める。「ドイツ流タテの突破力」(池田書店)監修、「世界王者ドイツ年代別トレーニングの教科書」(カンゼン)執筆。最近は日本で「グラスルーツ指導者育成」「保護者や子供のサッカーとの向き合い方」「地域での相互ネットワーク構築」をテーマに、実際に現地に足を運んで様々な活動をしている。
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