最終ラインを上げすぎるのは危険
北朝鮮との第2戦でもっとも気になったのは、W杯の時のように流れるような攻撃がほとんど見られなかった点だ。宮澤、遠藤不在の影響が大きいのだろうが、それにしてもアイデアが乏しかった。
長谷川が少し低い位置でボールをキープしても、そのタイミングで他の選手が敵最終ラインの裏のスペースに走り込む回数は少なく、スピーディかつ効果的な攻撃を展開できなかった。果たして、パリ五輪まで5か月間弱と限れられた期間の中でどうレベルアップしていくのか。
高橋、熊谷、南の3バックで戦う場合、ユニットとしてややスピードに難があるため最終ラインを上げすぎるのは危険(古賀の成長次第で状況は変わるが)。となると、精鋭揃いの本大会で金メダルを目指すなら最終ラインを上げすぎず、ミドルゾーンでボールを奪って、そこからカウンターというのが安易に思いつく攻撃パターンだ。
長谷川が少し低い位置でボールをキープしても、そのタイミングで他の選手が敵最終ラインの裏のスペースに走り込む回数は少なく、スピーディかつ効果的な攻撃を展開できなかった。果たして、パリ五輪まで5か月間弱と限れられた期間の中でどうレベルアップしていくのか。
高橋、熊谷、南の3バックで戦う場合、ユニットとしてややスピードに難があるため最終ラインを上げすぎるのは危険(古賀の成長次第で状況は変わるが)。となると、精鋭揃いの本大会で金メダルを目指すなら最終ラインを上げすぎず、ミドルゾーンでボールを奪って、そこからカウンターというのが安易に思いつく攻撃パターンだ。
おそらくカウンターはひとつのポイントになるはずで、だからこそ左のシャドーや左ウイングバックの今後の人選が気になる。少なくとも、長谷川と長野のボランチコンビを封じられてお手上げという状態にならないための打開策は用意しておきたい。
ここまであえて厳しい書き方をしたのも、期待しているからこそ、応援しているからこそだ。池田監督の下で是非、金メダルを獲得してほしい。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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