【連載】ミラン番記者の現地発・本田圭佑「チーム内での孤立を深めている」

カテゴリ:連載・コラム

マルコ・パソット

2015年11月10日

監督主催のディナーをわずか1時間足らずで退席した。

7試合連続でベンチスタートを強いられている本田。先のアタランタ戦では怪我明けで万全ではないニアングとのスタメン争いにも敗れた。(C)Getty Images

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 さらに言えば、ここ1か月で本田とチームとの溝がより深まってきた。ハッキリ言おう。本田はチーム内で孤立している。入団以来の約2年間でこれまでにないほど、今の彼は孤独だ。
 
 それは、そもそも本田があまり仲間と群れない一匹狼だからではなく、現実として孤立しているように見える。今やミランの中に彼のシンパはいない。
 
 その顕著な例が、11月4日にミハイロビッチが開いた食事会だ。指揮官は選手の緊張を和らげてリラックスできるようにと、これまでにも度々こうした席を設けている。
 
 今回はミラノの中心部にあるシーフード・レストランに、選手とスタッフの総勢80名を招待した。
 
 食事会は21時に始まったが、本田は22時前には誰よりも早く退席してしまった。食事もすでに他で済ませてきたので、その場ではとらなかったという。
 
 このエピソードから考える限り、本田はかなりチーム内で浮いているのではないか。仲間との距離を縮められる絶好のチャンスを自分から捨ててしまっているのは、とても残念である。
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