【日本代表】ロシアW杯アジア2次予選、突破へのキーポイントは?

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2015年04月15日

不気味に映るシリアも、「内弁慶」の感が否めない。

UAEやウズベキスタンに比べれば、日本は組分けに恵まれた。ハリルホジッチ監督も「良いグループに入った」とコメント。 写真:菅原達郎(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 4月14日、ワールドカップ・アジア2次予選の抽選会がマレーシアの首都クアラルンプールで行なわれた。抽選の結果、グループEに組み込まれた日本は、シリア(FIFAランク126位)、アフガニスタン(同135位)、シンガポール(同162位)、カンボジア(同179位)と同居した。
 
──◆──◆──
 
2018年ワールドカップ・アジア2次予選 兼
アジアカップ2019予選 グループEの顔ぶれ
 
ポット 国名(FIFAランク)
1   日本(50位)
2   シリア(126位)
3   アフガニスタン(135位)
4   シンガポール(162位)
5   カンボジア(179位)
※2次予選は、40チームを5チームずつ8つのグループに分け、各グループでホーム&アウェーの総当たり戦を行なう。各グループの上位1チームと、2位の8チームのうち上位4チームが最終予選に進む。
 
──◆──◆──
 
 日本協会の発表によれば、グループEの4か国との対戦成績は、シリアと7勝1分0敗、アフガニスタンと1勝0分0敗、シンガポールと20勝1分3敗、カンボジアと2勝0分0敗である。
 
 過去4度のワールドカップ出場歴があるサウジアラビアと顔を合わせたUAEや、またバーレーン、北朝鮮といった「今年のアジアカップ出場組」とこのラウンドで戦うことになったウズベキスタンに比べれば、日本は組分けに恵まれたと言える。実際、ハリルホジッチ監督も「良いグループに入った」とコメントしていた。
 
 カンボジアは、FIFAランクで判断すると、2次予選の参加チームでグアムと並ぶ“アジア最弱国”。シンガポールも、アジアカップ2015予選でグループAの最下位に終わったアウトサイダーだ(オマーン、ヨルダン、シリアとホーム&アウェー方式で戦い、1勝5敗)。
 
 またアフガニスタンは、AFCチャレンジカップ2014の準決勝でパレスチナに0-2と敗戦。今年のアジアカップでパレスチナを圧倒した日本にとって、おそらく敵ではないだろう。
 
 ロンドン五輪の最終予選で日本が苦杯を嘗めたシリアにしても、当時の主力メンバーが現代表でプレーしていることから不気味に映るとはいえ、「内弁慶」の感は否めない。アジアカップ2015予選でも、アウェーでオマーン、シンガポール、ヨルダンに全敗。安定感を欠く戦いぶりで、結局は本選に出場できなかった。
【関連記事】
日本代表 W杯アジア2次予選 日程・結果
ロシアW杯アジア2次予選、日本はシリア、アフガニスタン、シンガポール、カンボジアと同居
【G大阪】3戦5ゴール――タフに戦うエース・宇佐美貴史の充実
【鹿島】柴崎岳が背負うべき重責
【FC東京】首位タイに浮上も、仮に武藤が移籍すれば…
【提言コラム】代表に定着していない武藤はいまチェルシーに移籍すべきなのか?
【セルジオ越後の天国と地獄】この2試合は、アギーレでも勝てたよ
【韓国が見た日本】ハリル新体制の船出を高評価。シュティーリケとの共通点にも言及
【サッカーダイジェスト編集長コラム】快勝劇に潜むライバルの「罠」
【日本 対 ウズベキスタン】サッカーダイジェスト取材記者の採点&寸評
【日本 対 チュニジア】サッカーダイジェスト取材記者の採点&寸評

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ