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【浦和】“今年最も走った”主将の阿部勇樹が関根貴大ら若手に背中で伝えた想い。「プロになる前からの仲間」という引退宣言した鈴木啓太と交わした約束とは?

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2015年11月25日

ある日の調整練習。若手組に加わったインターバル走で、常にトップを走っていたのが阿部だった。

4年連続で浦和のキャプテンとしてチームを引っ張る阿部。その姿はトレーニングの時から周囲の選手たちに大きな影響を与えている。(C) SOCCER DIGEST

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 日本代表組不在のなか、第2ステージ最終17節の神戸戦に向けた2日間のオフ明けの練習で、いったん身体に刺激を与える軽いメニューが組まれた。締めはジョギングとダッシュを混ぜた10分間のインターバル走を2セット。“軽い”とはいえ、決して“楽”ではない。
 
 選手たちがピッチの両サイドに2組に分かれる。そこで阿部がふと気付き、人数を数え出す。
 
 明らかにひと組のほうに偏っていたので、率先して人数の少なかったほうへ移る。
 
 阿部が加わったのは、2年目の関根、新人の斎藤と茂木らのいる、若手中心のグループだった。
 
 10分間走の1本目は、タッチライン沿いの約100メートルをゆっくりコーナーアークまでジョギングし、ゴールライン沿いの約70メートルでグッと一旦加速しスピードを落とすという繰り返し。2本目は、逆にゴールライン沿いの短い距離はジョギング、タッチライン沿いの長い距離は“ダッシュ&減速”をこなし、負荷が重くなる。
 
 なにかを競ったり、試したりする練習ではない。あくまでもコンディション調整の一環だ。それぞれが体調を考慮しつつ、心肺能力や身体に負荷をかけて、翌日からの実戦形式の練習に備える――というのが狙い。一緒に汗を流した堀孝史コーチも「まず、気持ち良く走ることを考えて」と選手たちに呼びかけていた。
 
 “若手組”がコーナー付近を折り返し、一瞬、グッと踏み込みダッシュで駆け抜ける。そこで、必ず先頭に立っていたのが、グループの中では最年長34歳の阿部だった。
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