「みんなが大注目しているなかで、あんな神様コースに決めます?」(中村)
これぞ千両役者だった。
今季のJ1リーグ最終節、川崎対仙台戦の80分、エリア手前でパスを受けた大久保嘉人は素早く反転すると、間髪入れずに右足を一閃。強烈なシュートは左上部のポスト内側に当たりゴールへ吸い込まれた。
川崎は序盤から攻め続けるも、肝心のシュートが打てない時間が続き、ようやく形になったかと思えばフィニッシュの精度を欠いた。その原因についてキャプテンの中村憲剛は「僕らが嘉人を意識しすぎて、相手DFも楽だったのかなと。パスを読まれていたし、特に中野(嘉大)は3本ぐらいあった」と振り返る。
じりじりと時間だけが過ぎるなか、会場は引き分けムードに包まれ始めていた。そのなかで生まれた大久保の一撃は、中村をして「9割5分は嘉人の力」と手放しで称賛した。
「コンビネーションもくそもない。ゴールは(嘉人の)ミドルシュートがすべて。もちろん、あそこに嘉人を置いて、後ろからつないでパスを出すのも大事。ただ、そこから先は彼の技術ですから。結局、最後は個人。あんなところに普通決める? みんなが大注目しているなかで、あんな神様コースに決めます? 練習でも似たようなシュートは見るけど、(今日のゴールは)練習以上のものだから。凄いよね」
普段のトレーニングから狙い続けていたコースだけに、当の大久保は「打った瞬間に入ったと思った」と自画自賛。今季23ゴール目となる一撃が決勝点となり、チームにホーム最終戦勝利をもたらしただけでなく、“3年連続得点王”に自ら花を添える形となった。
Facebookでコメント
-
2026年2月号
1月13日(火)発売 [特集]
北中米ワールドカップ日本代表徹底ガイド
オランダやチュニジアを詳細検証
ベスト8のその先へ。理想の戦い方とは。
-
2026年1月15日号
1月5日(月)発売 [ワールドカップイヤー特別企画]
世界12か国の識者20人が選ぶ
W杯26年大会の主役候補ランキング
&スーパーレジェンド
-
第104回大会 決戦速報号
1月16日発売 高校サッカーダイジェストvol.44
ワールドサッカーダイジェスト2026年2月19日号増刊
第104回全国高校サッカー選手権大会 決戦速報号
[MATCH REPORT]
1回戦から決勝まで全47試合を完全詳報
[HEROES FILE]
第104回大会を彩った”48名の逸材”を厳選






















定価:980円(税込)
定価:890円(税込)
定価:1100円(税込)