加部 究 新着記事

次々と欧州へ。日本サッカーのブランド力向上の半面、確実に進むJリーグの空洞化。打開策を見出せなければ、代表との格差はますます――

 サッカー小僧たちは世情に敏感で正直だ。ある指導者がジュニア対象のクリニックを実施し、「Jリーガーになりたい人?」と声をかけると、1人も手が挙がらず、観戦経験のある子も数人だけだった。 もはやサ... 続きを読む

侃々諤々の議論を呼ぶ町田の試み。Jリーグはどうあるべきか。現況を看過するだけでは「努力目標」への本気度が問われる

 良くも悪くもFC町田ゼルビアは、紛れもなく2024年シーズンの主役だ。  たとえ優勝を逃したとしても、これほど話題を提供してきたチームはない。ライバルクラブのファンからは反発を買ったが、悪役を... 続きを読む

森保ジャパンの属するC組は川崎全盛のJリーグを彷彿させる。意気消沈のバーレーン、日本への“恐れ”が劣勢に拍車

 日本代表は現地9月10日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第2節でバーレーンと敵地で対戦。5-0で快勝を収めた。 どんな大会でも出場枠が広がれば、経験値の差が浮き彫りになり大量得点差の試... 続きを読む

日本が敗れる可能性は万にひとつもなかった。中国は素人顔負けの珍プレーも...なぜここまで両国の“差”は開いたのか

 日本代表は9月5日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選で中国と埼玉スタジアム2002で対戦し、7-0で快勝。万にひとつも、日本が4年前に続き敗戦スタートを繰り返す可能性はなかった。 CKで中... 続きを読む

危険な暑さが続く日本。最優先で環境整備に着手すべきは育成年代。大人たちはサッカー少年に夏休みを返す時が来ている

 危険な暑さが続いている。昨年の東京を例にとれば、年間で4割近くが夏日(最高気温25度以上)で、そのうち8割が真夏日(最高30度以上)か猛暑日(同35度以上)だったそうだ。  ところが日本サッカ... 続きを読む

長谷部誠がドイツで指導者になる意義。シャビ・アロンソのような実績を携えて日本代表を指揮する時が来れば、世界一が現実味を帯びてくる

 昨シーズンで現役を退いた長谷部誠氏が、今後はアイントラハト・フランクフルトで様々なカテゴリーの指導に携わりながら、将来的には「トップチームの監督を目ざす」と語った。 日本代表の大半を欧州組が占... 続きを読む

【識者推奨|大岩Jのパリ五輪メンバー】OAの起用はナンセンス。ボランチにはあえて山根陸を推したい

 7月末にパリ・オリンピックが開幕する。4年に1度の大舞台に挑むメンバーはどんな顔ぶれになるか。ここでは、スポーツライターの加部究氏が推奨するU-23日本代表の18人を紹介する。 ――◆――◆―... 続きを読む

町田対筑波大で怪我人続出...“フェアプレー”をどう捉えていくべきか。日本サッカーの命運を左右する重要なテーマだ

 天皇杯2回戦で筑波大に敗れたFC町田ゼルビア・黒田剛監督の対戦相手への批判発言が尾を引いている。 この試合では町田の4選手が負傷し、途中からプレーを継続することができなくなった。黒田監督は、う... 続きを読む

森保ジャパン、格下シリア相手に引き締まった戦い。これだけの試合をする代表チームは世界を見渡してもなかなか存在しない

 日本代表は6月11日、北中米ワールドカップ・アジア2次予選でシリアとエディオンピースウイング広島で対戦。5-0で完勝を収めた。 森保一監督は、すでに2次予選でのノルマを果たした後のラスト2戦を... 続きを読む

ミャンマー戦で局面を打開し続けたのは中村だけ。三笘との共存を探る必要も。全く工夫が見えてこなかったのは...

 日本代表は6月6日、北中米ワールドカップ・アジア2次予選でミャンマーと敵地ヤンゴンで対戦。5-0で完勝を収めた。 辛うじて数字上は最終予選進出への可能性を残していたミャンマーだが、日本を攻略す... 続きを読む

北朝鮮戦で続いた悪い流れ...何事も起こらなかったのは相手が格下だったから。気になったのは日本ベンチ前の光景

[北中米W杯アジア2次予選]日本 1-0 北朝鮮/3月21日/国立競技場 日本代表は3月22日、北中米ワールドカップ・アジア2次予選で北朝鮮代表と国立競技場で対戦。1-0で勝利を収めた スタメン全員... 続きを読む

岡崎慎司が日本サッカーにもたらしたモノは? その足跡には育成の重要なヒントがちりばめられているはずだ

 岡崎慎司が今季限りでの現役引退を発表した。 37歳の岡崎は、2005年に清水エスパルスでプロキャリアをスタートすると、2011年以降はヨーロッパを渡り歩く。ドイツのシュツットガルトとマインツ、... 続きを読む

日本代表の森保一監督続投は妥当か? アジア杯ベスト8敗退、豊富な戦力を最大限に活用できる最適任者なのかと言えば...

 カタール・ワールドカップを経て、森保一監督体制の継続を後押ししたのは、過去3度経験してきたベスト16という成績以上に、優勝経験国のドイツとスペインに勝利したインパクトの大きさだったはずだ。 確... 続きを読む

イラン戦の明暗を分けたのはベンチの戦略。指揮官は板倉に救いの手を差し伸べず、ただ見守ってプレーを続けさせるだけ...【アジア杯】

[アジアカップ 準々決勝]日本 1-2 イラン/2月3日/エデュケーション・シティ・スタジアム 日本代表は現地2月3日、アジアカップの準々決勝でイラン代表と対戦し、1-2で敗戦。ベスト8敗退となった。... 続きを読む

ミスが続いて失点...“未完の大器”鈴木彩艶。経験を与えるだけではなく、適切な技術や判断を磨く指導が必要だ【アジア杯】

[アジアカップ ラウンド16]日本 3-1 バーレーン/1月31日/アル・トゥママ・スタジアム 日本代表は1月31日、アジアカップのラウンド16でバーレーンと対戦し、3-1で勝利を収めた。 グループス... 続きを読む

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