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二桁得点ラッシュは快挙なのか。なぜこれまで4人だけだったのか。ロナウド・メッシ並みの怪物が突き抜けてくる日が来れば、その時は――

カテゴリ:日本代表

加部 究

2025年05月30日

突出したスター選手たちの最盛期だけに刻まれた特別な記録という印象だった

今季欧州5大リーグで二桁得点を達成した(右上から時計回りに)町野、三笘、堂安、中村。(C)Getty Images

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 プロの時代到来とともに、日本サッカーの突破口を切り拓いてきたのはMFだった。20世紀末には、まだ世界最高峰として君臨したセリエAで中田英寿が日本人選手のイメージを覆し、小野伸二は若くして欧州カップ制覇のタクトを揮い、中村俊輔はスコットランドで伝説となった。

 だが競技の浸透とともに、日本人の適性が必ずしも中盤の攻撃的なポジションには限らないことが判明し始める。名波浩がセリエAに挑戦した頃には、まだ日本人に守備的な役割を託すのはリスクが高いと見られていた。だが最近では、遠藤航や佐野海舟らが確固たる数値でブンデスリーガを代表するボランチであることを示し、やがてサイズが不可欠なCBにも欧州で信頼を勝ち取る選手が次々と誕生した。

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 こうした流れの中で2024-25シーズンには、欧州5大リーグで二桁ゴールの達成者が4人も誕生した。ブライトンの三笘薫がプレミアリーグで10ゴール、ブンデスリーガではフライブルクの堂安律が欧州挑戦8シーズン目で10ゴールに到達し、ホルシュタイン・キールの町野修斗はトップリーグ初挑戦で11ゴール。リーグ・アンでは、スタッド・ドゥ・ランスの中村敬斗が11ゴールを記録した。

 三笘と堂安は生粋のストライカーではなく、チャンスメイクにも貢献するタイプ。一方、町野と中村は、降格危機に晒される苦境下での奮戦で、中村は実にチーム総得点の3分の1を稼ぎ出し、町野も当然チーム得点王だった。そういう意味では、4人ともチームの恩恵に後押しされたわけではなく、紛れもなく自力で勝ち取った成果なので、必然的にステップアップのチャンスも広がっている。

 過去に欧州5大リーグで二桁ゴールを達成したのは4人。セリエA初挑戦の中田が98-99シーズンに10ゴール、06-07シーズンには、フランクフルト時代の高原直泰が11ゴール、さらに11-12シーズンには、ドルトムントの二冠を牽引した香川真司が13ゴール、そして岡崎慎司だけが13-14シーズンから2年連続で二桁(それぞれ15ゴール、12ゴール)を記録していた。裏返せば、日本サッカー史を飾る突出したスター選手たちの最盛期だけに刻まれた特別な記録という印象だった。
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