史上最強の時期に入っているのは間違いない。しかし…
ワールドカップ3次予選(事実上の最終予選)で6試合を戦った日本代表は、5勝1分ですでに独走態勢を確立し、来年3月に行なわれる次のバーレーン戦で勝利すれば、3試合を残して早々と本大会への出場を決める。
唯一引き分けた埼玉スタジアムでのオーストラリア戦も、オウンゴールで先制を許したものの、総体的には62.5パーセントもゲームを支配したうえに相手をシュート1本(枠内は0)に抑えていたから、敗戦のリスクを考える必要がなかった。年明けのアジアカップでは、イラクとイランに敗れ評価を落とした日本だが、再びアジアで敵なしのイメージを回復させることには成功した。
最終予選に3バックで臨んだ日本は、常にベストメンバーを揃えられたわけではなかった。最終ラインの中核として期待値の高い冨安健洋や伊藤洋輝を故障で欠き、直近のアウェー連戦では一貫して最後尾の中央でプレーしてきた谷口彰悟も離脱していた。
だがそれでもゲームをコントロールし、GK鈴木彩艶の成長もあり、危なげない試合が続いた。懸案のCFも上田綺世が招集できない穴を小川航基が埋めて結果も出しており、現在の日本代表は誰が欠けても補填する選手には困らない好況を迎えている。
【画像】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
唯一引き分けた埼玉スタジアムでのオーストラリア戦も、オウンゴールで先制を許したものの、総体的には62.5パーセントもゲームを支配したうえに相手をシュート1本(枠内は0)に抑えていたから、敗戦のリスクを考える必要がなかった。年明けのアジアカップでは、イラクとイランに敗れ評価を落とした日本だが、再びアジアで敵なしのイメージを回復させることには成功した。
最終予選に3バックで臨んだ日本は、常にベストメンバーを揃えられたわけではなかった。最終ラインの中核として期待値の高い冨安健洋や伊藤洋輝を故障で欠き、直近のアウェー連戦では一貫して最後尾の中央でプレーしてきた谷口彰悟も離脱していた。
だがそれでもゲームをコントロールし、GK鈴木彩艶の成長もあり、危なげない試合が続いた。懸案のCFも上田綺世が招集できない穴を小川航基が埋めて結果も出しており、現在の日本代表は誰が欠けても補填する選手には困らない好況を迎えている。
【画像】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
日本代表が史上最強の時期に入っているのは間違いない。しかし、本当に絶頂に立っているかどうかは試されていない。
2023年9月に欧州遠征に出た日本代表は、カタール・ワールドカップのリベンジに燃えるドイツ代表を4-1で返り討ちにし、その勢いのままトルコも4-2で一蹴した。
確かにこの時期なら瞬間風速的には、森保一監督が公言するように「世界一」を目ざせるだけの質と勢いを備えていたかもしれない。実際、当時の日本代表は、全体が上げ潮ムードに包まれていた。
三笘薫、冨安、遠藤航の3人がプレミアの上位クラブで主力の座に近づき、久保建英も守田英正も新境地でスケールアップ。フランクフルトで高評価を確立した鎌田大地はラツィオに新天地を求め、伊東純也や伊藤洋も所属チームで充実のパフォーマンスを続けていた。
だが残念ながら、現在の日本代表の中に間違いなく右肩上がりの成長曲線を描いている選手を探すのは難しい。
彩艶が守護神として定着しているのは好材料だし、久保、三笘、中村敬斗、板倉滉、町田浩樹などは充実期を継続中だが、遠藤や鎌田のように出場機会が限られたり、冨安や上田のように長期的にケガのサイクルに陥っていたりする選手もいる。
2023年9月に欧州遠征に出た日本代表は、カタール・ワールドカップのリベンジに燃えるドイツ代表を4-1で返り討ちにし、その勢いのままトルコも4-2で一蹴した。
確かにこの時期なら瞬間風速的には、森保一監督が公言するように「世界一」を目ざせるだけの質と勢いを備えていたかもしれない。実際、当時の日本代表は、全体が上げ潮ムードに包まれていた。
三笘薫、冨安、遠藤航の3人がプレミアの上位クラブで主力の座に近づき、久保建英も守田英正も新境地でスケールアップ。フランクフルトで高評価を確立した鎌田大地はラツィオに新天地を求め、伊東純也や伊藤洋も所属チームで充実のパフォーマンスを続けていた。
だが残念ながら、現在の日本代表の中に間違いなく右肩上がりの成長曲線を描いている選手を探すのは難しい。
彩艶が守護神として定着しているのは好材料だし、久保、三笘、中村敬斗、板倉滉、町田浩樹などは充実期を継続中だが、遠藤や鎌田のように出場機会が限られたり、冨安や上田のように長期的にケガのサイクルに陥っていたりする選手もいる。