小宮良之 新着記事

12月で引退する39歳ヘスス・ナバスが示す健在ぶり。フィジカル全盛の時代に輝く“ボールを操る技術”【コラム】

 セビージャのヘスス・ナバスは、今年12月末でスパイクを脱ぐことを発表している。11月21日には39歳で、現役選手としての日々は残りわずか。痛みを抱える膝は現役を続けるには限界のはずだが...。... 続きを読む

マドリー1年目のエムバペはなぜ本領を発揮できないのか。期待された数字とは程遠い【コラム】

 スーパースター、キリアン・エムバペの調子がなかなか上がらない。ラ・リーガでは第14節現在で7得点。波の選手だったら決して悪い数字ではないが、期待された数字とは程遠い。9月は4試合で5得点と波に... 続きを読む

「ボールを自分たちのものにする」――。これからのサッカーの在り方を問う名将対決【コラム】

「ボールを自分たちのものにする」 それはサッカーの原則の一つだろう。ボールを持っていない方が、それを奪い返した瞬間に有利になるトランジション戦術は流行とは言え、ボールを運べないチームは話にならな... 続きを読む

どんなスター選手でも「去る者は追わず」 世界でも類を見ないマドリーの流儀【コラム】

「レアル・マドリーのヴィニシウス(・ジュニオール)が契約延長を拒否し、退団を求めている」 先日、そんなニュースが出た。チームのエースの一人と言えるブラジル人アタッカーが退団となれば、大きな話題に... 続きを読む

「バスを置く」オーストラリア代表の“悲惨”な戦いぶりは時代錯誤も甚だしい【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 10月15日、埼玉スタジアム。2026年W杯アジア最終予選、オーストラリアは日本と1-1で引き分けている。先制しながら追いつかれる形だったが、貴重な勝点1だった。グループリーグは2位をキープし... 続きを読む

見直すべき“通訳の価値”。その技量は意外なほどチームの浮沈にかかわる 【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 Jリーグのクラブが勝つために、やるべきことは山ほどあるのだろう。まずは社長がまともで、優れたスポーツダイレクターを据え、良い監督と契約し、いいスタッフをそろえ、適切な選手補強をする。トレーニン... 続きを読む

爆発的な試合数の増加は狂気の沙汰。ケガ人は続出、確実に負担が身体を蝕んでいる【コラム】

 今シーズンは開幕から、選手のケガが目立つ。今年は大陸別の大会も各地で行われるなど、その負担が確実に身体を蝕んでいるのだ。 EUROで優勝したスペイン代表の有力選手に、ケガが相次いでいる。 FC... 続きを読む

予選で「無敵艦隊」を作り上げた元スペイン代表監督クレメンテ。戦術的は凡庸でもリーダーの資質は備えていた【コラム】

 2019年10月、スペイン、ビルバオのホテルのロビーで、元スペイン代表監督でEUROやワールドカップで指揮を取ったことのあるハビエル・クレメンテと話をする機会があった。 一見、クレメンテは小柄... 続きを読む

「実力を確かめられたら先発で使う」評価上昇のバルサ指揮官フリック。その特異な“若手起用術”【コラム】

 FCバルセロナを新たに率いることになったドイツ人指揮官、ハンジ・フリックの采配が評価を高めている。 ラ・リーガでは8勝1敗。結果もさることながら、その中身が充実している。激しくゴールに迫りなが... 続きを読む

「サッカーを知っている」日本代表の波状攻撃を生み出すボランチコンビの格別な存在感。舵を取れるMFがいるチームは強い 【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 今年9月、2026年W杯アジア最終予選、森保一監督が率いる日本は、中国、バーレーンを相手に12得点で連勝スタートしている。 日本は攻守両面で、相手を圧倒していた。戦術的に整備され、実にロジカル... 続きを読む

「絶対負けられない戦い――」その緊張感はもはやアジアに存在しない。日本代表は“世界標準”で戦う必要がある 【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「絶対負けられない戦い」 メディアがどれだけ煽ろうとも、もはや、その緊張感はアジアに存在しない。 この2、3年で、日本人選手たちはメキメキと力を付けてきた。欧州進出が常態化。ベルギー1部で16人... 続きを読む

「走行距離が多い=好選手」ではない。ロドリが“走る”のは正しいポジションを取るインテリジェンスがあるからこそ【コラム】

 走行距離のようなデータが、未だにもてはやされている。その数字は、一つの参考になるだろう。しかし、そこで上回っても、勝利には直結しない。実際、走行距離で上回っても負けることはしばしばあるし、勝敗... 続きを読む

悪童が「ジョゼのために死ねる」 常に選手だけを見ていた指揮官モウリーニョの“求心力”。かたや会長や社長とベッタリの監督は…【コラム】

 FCポルト時代、ジョゼ・モウリーニョが欧州王者にチームを導く直前(チャンピオンズリーグ準決勝の数日前)、筆者はインタビューしたことがある。 当時から、モウリーニョは唯我独尊の気配があって、&l... 続きを読む

W杯ベスト8の目標に向け、アジア予選は逆算した取り組みが必要。勝つことよりもどう勝つかが重要だ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 森保ジャパンは、2026年W杯アジア最終予選を戦う。8大会連続8度目の本大会出場に向け、「負けられない」戦いが続くだろう。もっとも、今回は全体の出場チームが増えたことによって、アジア出場枠は4... 続きを読む

「解任ブースト」の効果は続いても2、3試合。効用がなくなれば終わりのない混乱が訪れる【コラム】

 日本サッカー界にはこんな表現がある。成績不振のチームの監督を解任し、そのギロチン効果によって組織全体の士気を高め、調子を上へ釣り上げる。追い込まれた状況でのチームマネジメントの一つだ。 何も日... 続きを読む

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