小宮良之 新着記事

「先制」と「集中」の戦い方が天才的にうまい指揮官シメオネ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 戦力的に劣るチームが、優れたチームと互角以上の勝負に持ち込むには、「先制」と「集中」が基本になるだろう。 日露戦争の遼陽会戦では、日本は13万の兵力で23万のロシアに挑んでいる。日本は先手を取... 続きを読む

R・マドリー対バレンシア――ハイレベルな“知略戦”の勝負を分けたのは?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 トッププロ同士の戦いは、お互いが豊富な情報を集め、知略を尽くし、勝利をつかもうとする。戦いの基本がなければ、後れを取る。その遅れは、水準の高い勝負では致命傷になるだろう。 ラ・リーガ第29節、... 続きを読む

懲りない“悪癖”で足を引っ張ったバレンシアDF――コロナ後も求められる集中力【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 コロナ禍で中断していたラ・リーガが、3か月ぶりに再開した。 6月12日、バレンシア対レバンテのバレンシア・ダービーは、“ダービーらしく”どちらも譲らない1-1のドローで... 続きを読む

なぜ「連戦連勝」から急失速? 名将バスケスはデポルティボを残留に導けるか【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 戦国時代、山陰地方で覇を唱えた武将、尼子経久は、「剛柔虚実」を信条としていた。剛とは柔の終わり、虚は実の本質と言える。すべてはつながり、表裏一体と言ったところか。勝負ごとに準えるなら、「負けは... 続きを読む

いまや“騎兵”にも守備が求められる時代。メッシのような防御をしない選手はほぼ…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 兵種によって、持ち場の役割は大きく変わる。例えば、軍事的に「神速を尊ぶ」騎兵は遊軍として、速度を生かし、奇襲を仕掛ける点で、本来的な強さを発揮させられる。拠点にとどまって守備をさせると、スピー... 続きを読む

攻撃的な印象のスペイン・サッカーも、戦術の基本は「まず守備から」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「守りの安定が、攻撃の自由を作り出す」 攻撃的な印象があるスペイン・サッカーだが、戦術的にはこれが原則である。バルセロナのようなクラブは、攻撃は防御なり、という逆転の発想で戦いの質を高めているが... 続きを読む

「ポジショナルプレー」「トランジション」…言葉に囚われれば本質を失う【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 スペインで指導者ライセンスを与えるベテランプロフェッサーが、苦言を呈していたことがあった。「最近は指導者からマスコミまで、溢れた情報に飲まれている。言葉に先走って、囚われてしまっている傾向があ... 続きを読む

アトレティコやヘタフェが示す進化した“守備戦術”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 戦国時代の合戦はお互いが守りを固め、殺傷力を増し、その繰り返しで、最後は天下一統という形で沈静化した。経済的に恵まれた戦国大名は、攻撃の発展が顕著。動員力と火縄銃で、戦いの形そのものを変えたの... 続きを読む

ハイレベルなCLリバプール戦でアトレティコが覆した“定理”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 兵法における勝利の基本は、「自らを優位な立場に置くこと」にある。例えば古の海戦では、遠くに飛ばせる砲弾と足の速い船で風上に立つことができたら、それは勝利も同然だった。動かしがたい事実がそこにあ... 続きを読む

なぜバルセロナはCFが育たないのか? 名手でも適応困難な特異性【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 バルセロナは、伝統的に数多くの選手を自前で育ててきた。 ジョゼップ・グアルディオラ、セルジ・バルファン、アルベルト・フェレールに始まり、シャビ、ガブリ、カルレス・プジョール、オレゲル・プレサス... 続きを読む

シティはなぜマドリーにボールを持たせたのか? 堅牢を破ったペップ戦術の極意【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 城を攻め落とすには、“付け入り”という方法がある。攻め手は門をこじ開けるため、虎口に入っていくわけだが、そこで相手が馬出し(城を守る側が、敵に反撃を与えるために作った出... 続きを読む

「小柄なのはマイナスではない」バルサを変革させたクライフのフィロソフィ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 FCバルセロナの始祖とも言えるヨハン・クライフは、下部組織であるラ・マシアの在り方に対し、こう言葉を述べている。「小柄なことはマイナスではない。(ユース年代で)小さくて目立つ選手は、大きな選手... 続きを読む

「攻め続ける」――グアルディオラのバルセロナが体現した“究極のボールプレー”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「バルサはとにかくフットボールをプレーする。し続けるのさ」 ジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)はかつて、バルセロナの真理をそう語っている。グアルディオラはバルサの下部組織... 続きを読む

リーガの“台風の目”レアル・ソシエダが見せた「サイド攻撃のお手本」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 サイドを崩す。 その攻撃は、今やサッカー戦術における常道だろう。  しかし、いくらサイドに技量の高い選手を置いて、コンビネーションを作り上げることができたとしても、サイドだけで“か... 続きを読む

「サッカーは“エモーション”こそすべて」だから無観客開催は難しい【小宮良之の日本サッカー兵法書】

<MORBO> それはスペイン語で「疾患」という意味だが、「不健全なモノが放つ魅力」とも訳される。病的、偏執的な魅力といったところか。愛と憎しみの感情は表裏一体で、そのぶつかり合いに人々は惹かれ... 続きを読む

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