小宮良之 新着記事

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十五「日本の総力」

 11月、日本代表はシンガポール、カンボジアにアウエーで勝利を収め、ワールドカップ・アジア2次予選のグループ首位に立っている。もっとも、2次予選には力のあるチームはひとつもいなかった。勝点を落と... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十四「Jリーグが隆盛を迎えるには?」

 2015年シーズンのJリーグが幕を閉じつつある。  リーグ全体のレベルは向上しているのか? 現状を再検証するのに悪くない時期だろう。  アジア・チャンピオンズリーグでは柏がベスト8に進み、G大阪が... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十三「無事是名馬」

 無事是名馬。  それは作家、菊池寛が前後を引用して作った造語で、剛健に走る馬を賞賛する表現として用いられた。競馬を愛し、自らも馬主であった菊池は、能力が抜きん出ていなくとも走り続ける逞しさ、丈夫... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十二「原始的マンマーク」

「故きを温ね新しきを知る」  彼らの戦いは、その諺の実践だったのかもしれない。リーガ・エスパニョーラ5節、本拠地バライードスで王者バルセロナと対戦したセルタは、マンマークディフェンスとショートカウ... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十一「資質と戦術」

 FIFAランキング上位であるイランとのアウェー戦。日本は吉田麻也がPKを献上して先制を許すも、後半に本田圭佑の右サイドからの左足クロスを武藤嘉紀がGKと交錯しながら押し込んだ。1-1のドローは... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の四十「行動力と交渉力」

 スペインの北西、ガリシア地方の漁港町に、なぜ欧州を席巻するようなチームが誕生したのか?  拙著『おれは最後に笑う』に収めたルポで、2000年代にヨーロッパを震撼させるジャイアントキリングを繰り... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の三十九「“教える”と“伝える”の差」

 伝える。  それはサッカーというスポーツにおいて、基本的要素と言える。指導者が選手に対する時も、その逆も、選手同士でも当然そうだし、あるいは選手とメディアの関係でも同じだろう。  お互いのコミュニ... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の三十八「ストライカー依存」

 かつてFC東京やC大阪などでも采配を振るったランコ・ポポヴィッチ率いるレアル・サラゴサは、リーガ・エスパニョーラの2部に在籍している。今シーズンは6節終了時点で1勝2敗3分けで17位(22チー... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の三十七「機先を制する」

「限られた選手にしか見えないコース、知り得ないタイミングというのがある」  そう語っていたのは、レアル・マドリーの伝説的選手で1960~70年代に活躍したアマンシオ・アマロだ。9度のリーガ・エスパ... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の三十六「人材枯渇の裏にある評価の矛盾」

 先日、18歳のFW渡邉凌磨がドイツ・ブンデスリーガのインゴルシュタットに電撃入団すると発表された。契約期間は4年。前橋育英高時代に高校選手権で準優勝を経験した渡邉はリオ世代、今年4月に早稲田大... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の三十五「指揮官の視野」

 中立地、テヘランで行なわれたワールドカップ2次予選。アフガニスタン戦は日本が6-0で圧勝を収めている。  大量得点で勝利した事実は讃えられるべきだが、やはり評価が難しい。  相手はドイツやオラン... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の三十四「環境が選手を育てる」

「環境が選手を育てる」  それはサッカー界におけるひとつの常識だ。では、どんな環境がベストなのだろうか? 「なんでも揃っている恵まれた環境が良い」と思うかもしれないが、実は必ずしもそうではない。  サ... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の三十三「監督の力量とは」

 ピッチに立ってプレーをするのは選手であって、監督ではない。  しかしながら、フットボールというスポーツは個人競技ではなく、団体競技である。だからこそチームを束ねる人間の力量によって、個人のプレー... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の三十二「ストライカーの条件」

 現代における一流ストライカーの資質とはなにか?  モダンフットボールにおいては、ポゼッションの流動性が欠かせない。ストライカーも例に漏れずサイドへと流れ、逆にサイドの選手が中に入る。そうした連動... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の三十一「指揮官の責任」

 フットボールの歴史に残る戦術家、アリーゴ・サッキ。かつてACミランを率いた彼が拵えたプレッシングフットボールは、まさに革命的だった。  リベロを務めたフランコ・バレージが操るオフサイドトラップは... 続きを読む

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