今の日本の実力は、ハンガリーやアイルランドなどと同じか、その下程度が相当だろう。
11月、日本代表はシンガポール、カンボジアにアウエーで勝利を収め、ワールドカップ・アジア2次予選のグループ首位に立っている。もっとも、2次予選には力のあるチームはひとつもいなかった。勝点を落とすことは屈辱に値し、むしろ6月のホームゲームでシンガポールにスコアレスドローに終わったことが最大のニュースだったと言える。
今年3月にヴァイド・ハリルホジッチ監督が日本代表を率いるようになって以来、11月のシンガポール戦の前半は最高の内容だった。選手たちの戦闘意識が高く、出足で勝る。お互いの距離感が良かったことで、ことごとくセカンドボールを拾い、波状攻撃を幾度も仕掛けた。武藤嘉紀、金崎夢生、柏木陽介らが所属クラブでの好調をそのまま持ち込み、チームを活性化。完全に引かれて守られるなかで、長谷部誠が見せた判断力やスキルは見事だった。
「野心とアグレッシブさを見せられた」と指揮官もご満悦だった。
しかし、騒ぎ立てるような試合でもないだろう。シンガポールの選手たちは身体つきからして非力。高いインテンシティの試合に慣れておらず、技術も乏しく、勝つのは当然だった。大事なことは、そうした負けられない戦いを通じ、世界と戦う時のイメージを膨らませつつ、強化を進めていくことだろう。
その点、一気に不安が増幅したのは、先発8人を入れ替えて臨んだカンボジア戦だった。前半はなにもかもがちぐはぐ。試合球の違いや人工芝という環境に戸惑った選手たちは、自分たちのプレーがまったく出せない。
数人の選手は適応力、順応力という点で、インターナショナルレベルに達していなかった。ハリルホジッチ監督が怒るのも当然だったが、そもそもの話、指揮官がそうした選手の力量を見極められなかった点にも問題がある。
底上げはほとんどなく、戦術は浸透せず、このままの陣容では世界に挑めない。それが就任1年目で突きつけられた現実と言える。
同月、欧州ではEURO2016本大会出場をかけ、ハンガリー、アイルランド、スウェーデン、ウクライナらが熾烈なプレーオフを勝ち抜いている。おそらく現状では、日本の実力はそのプレーオフ出場チームと同じか、その下程度が相当だろう。そこで着目すべきは、彼らが真剣勝負でしのぎを削る一方、日本がシンガポールやカンボジアという弱小国との戦いに足を引っ張られているということだ。
今年3月にヴァイド・ハリルホジッチ監督が日本代表を率いるようになって以来、11月のシンガポール戦の前半は最高の内容だった。選手たちの戦闘意識が高く、出足で勝る。お互いの距離感が良かったことで、ことごとくセカンドボールを拾い、波状攻撃を幾度も仕掛けた。武藤嘉紀、金崎夢生、柏木陽介らが所属クラブでの好調をそのまま持ち込み、チームを活性化。完全に引かれて守られるなかで、長谷部誠が見せた判断力やスキルは見事だった。
「野心とアグレッシブさを見せられた」と指揮官もご満悦だった。
しかし、騒ぎ立てるような試合でもないだろう。シンガポールの選手たちは身体つきからして非力。高いインテンシティの試合に慣れておらず、技術も乏しく、勝つのは当然だった。大事なことは、そうした負けられない戦いを通じ、世界と戦う時のイメージを膨らませつつ、強化を進めていくことだろう。
その点、一気に不安が増幅したのは、先発8人を入れ替えて臨んだカンボジア戦だった。前半はなにもかもがちぐはぐ。試合球の違いや人工芝という環境に戸惑った選手たちは、自分たちのプレーがまったく出せない。
数人の選手は適応力、順応力という点で、インターナショナルレベルに達していなかった。ハリルホジッチ監督が怒るのも当然だったが、そもそもの話、指揮官がそうした選手の力量を見極められなかった点にも問題がある。
底上げはほとんどなく、戦術は浸透せず、このままの陣容では世界に挑めない。それが就任1年目で突きつけられた現実と言える。
同月、欧州ではEURO2016本大会出場をかけ、ハンガリー、アイルランド、スウェーデン、ウクライナらが熾烈なプレーオフを勝ち抜いている。おそらく現状では、日本の実力はそのプレーオフ出場チームと同じか、その下程度が相当だろう。そこで着目すべきは、彼らが真剣勝負でしのぎを削る一方、日本がシンガポールやカンボジアという弱小国との戦いに足を引っ張られているということだ。
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