小宮良之 新着記事

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の二十三「真の強化策」

「強くなるための最良の処方箋は、自分たちよりも強い相手との試合を重ねることだ。試合ごとに修正し、鍛錬する。そうやって勝てる方策を見出そうとするなか、真の強さを得られる」  どの国の指導者が言ったの... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の二十二「ボランチの本質」

 ボランチ。  この用語を知っていると、「サッカーを日常的に見ている」と判別しうる言葉のひとつかもしれない。  言うまでもないが、もちろん用語を知らなくても「サッカーを知っている人」はいる。そもそも... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の二十一「日本らしさという罠」

 先日、元日本代表監督で現在は愛媛の今治FCのオーナーを務める岡田武史氏が、TVのスポーツニュースでこんな話をされていた。 「あるスペイン人から『それで(今治の)戦い方の型は?』と訊かれて驚いた。... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の二十「選手を覚醒させる“マッチョイズム”」

 2014-15シーズン、レアル・マドリーのガレス・ベイルは低調なプレーが批判された。国内リーグは31試合出場・13得点。攻撃の一翼を担っており、酷評は気の毒とも言えるが、移籍金100億円以上、... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の十九「外国人記者の視点」

 大抵の日本人は少なからず外国人にコンプレックスを抱いているものだが、サッカーの世界ではこの傾向が顕著である。青い目や金髪で堂々とサッカーを論じられると、少々乱暴な言い分であっても、&ldquo... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の十八「接触の尊さ」

 アジア・チャンピオンズリーグ(以下ACL)のグループステージ最終節、鹿島アントラーズはFCソウルと対戦し、2-3で敗れた。この結果、2勝4敗となりグループステージ敗退。3連敗スタートから「最終... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の十七「名将の形はひとつにあらず」

 名将の典型とは、いかなるべきものか?  チェルシーを指揮するジョゼ・モウリーニョのように、試合前から自らの漲る覇気をチーム全体に伝え、自身を磁場のようにし、選手を手足のように動かすのはそのひとつ... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の十六「ならぬものはならぬ」

 筆者は祖母が会津藩士の家系で、「ならぬものはならぬ」という育て方をされたと思う。ならぬものはならぬ、とは会津藩士を育成した日新館が打ち出した教えのひとつで、「什の掟」の根幹を成している。なぜそ... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の十五「兵法としてのクロス」

 サッカー競技におけるクロスとは、なにか?  それは、ピッチ左右からゴール方向に目がけて送り込むパスを指している。クロスボールとも呼ばれ、センタリングも類語のひとつだろう。敵陣遠くから早めに送るク... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の十四「融通無碍の境地」

「融通無碍」(考え方や行動に囚われるところがなく、自由であること。また、そのさま)。  そんな高みに到達したフットボーラーを、筆者は一度だけ目にしたことがある。  少年は16歳で、肌が白く、小柄で、... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の十三「守備のマネジメント」

 ウズベキスタン戦後の記者会見、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は大勝で饒舌になっていたのだろう。ブラジル・ワールドカップのコロンビア戦における、日本の戦術マネジメントの破綻にまで言及している。 「... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の十二「抜き身の刀のごとく」

 先日行なわれたチュニジア戦、ウズベキスタン戦。岡崎慎司のFWとしての動きは、模範的だった。常にボールを引き出すスペースを作り、そこへ貪欲に走り込む動作を繰り返す。ボールを受ける身体の型が綺麗に... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の十一「役に立つ技術と立たない技術」

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が率いる日本代表が、3月27日のチュニジア戦でいよいよ“発進”する。  その日本代表メンバー発表においてひとつ特徴的だったのは、名古屋のFW... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の十「一流の基準」

 レアル・ソシエダの戦略スカウトとして敵チーム分析を任されるミケル・エチャリは、過去に同チームの強化部長、育成部長、ヘッドコーチなども歴任しており、「シャビ・アロンソのもうひとりの父」とも言われる... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の九「正義と悪」

 いつから日本サッカー界には、ポゼッション信仰が生まれたのだろうか?   育成現場を含め、ポゼッションが“正義”になってしまった。一時は長いボールを裏のスペースに蹴り込む行... 続きを読む

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