久次米「僕が兄貴みたいに慕っている人がいるのですが、その人が帝京高のサッカー部で、高校時代の話を聞いていると、良いなっていう憧れる部分と良くも悪くも凄いなっていう部分があるんですよね。僕らの高校サッカーの時代には、それこそ帝京の古沼(貞雄)監督(現矢板中央高アドバイザー)や、僕の弟が暁星なんですが、林(義規)監督(現日本サッカー協会副会長)のような個性的な監督さんがいなくなっているのがちょっと寂しいなと思っているんです」
――昭和から平成の高校サッカーを盛り上げてきた監督たちですね。
久次米「はい。あとはフロントサイドと戦っている監督さんはやっぱり面白い。なので、そういう熱い想いを持った監督さんは好きですね。たぶん、フロント側は嫌がるでしょうけど」
三浦「俺はフロントとは仲が良い監督だけどね(笑)」
久次米「今はヤスさんみたいに熱い想いを持った監督って、なかなかいないように感じるんですよね。そういえば、僕が親交のある元プロサッカー選手がいて、その人は『最後はサッカーが嫌いになって辞めた』と言っていたんです。きっといろんな事情があったと思うんですが、プロ選手として終わり方も難しいなあと思いましたね」
三浦「おそらく、監督との関係の中でその彼にそう思わせてしまったのかもしれないね。俺が監督をしている下で引退した選手でも、幸せな辞め方をした選手もいれば、やっぱりそうじゃない選手もいたと思うし。もちろん多くの選手に幸せな選手生活を送ってほしいけど、残念ながら皆がみんなそうはならない。だからこそ毎回ピッチに送り出す選手、ベンチに入れる選手を決めるのって本当に辛い仕事なんだよね」
久次米「ヤスさんは今後、また監督をやりたいと思いますか?」
三浦「自分を必要としてくれるクラブがあればやると思うよ」
久次米「是非ともやっていただきたいですね」
三浦「チャンスがあればね。久次米くんに応援してもらえるように」
久次米「サッカーチームってやっぱり夢がありますからね。自分たちの夢も載せて一緒に戦う。それはサッカーやスポーツの良い部分だなと思います」
取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)
***********************
KUJIMEブランドが贈る
新発想のシャンプーと美容クリームとは――

共立美容外科で積み上げてきた経験を活かし、2019年に立ち上げられた「KUJIME」ブランド。美容医療で使われる技術・素材を織り込んだ世界初のドレープシャンプー「ZEN」(右)と、最新の再生医療の技術から生まれ、美容以上、医療レベルを目指した世界特許技術を採用した美容クリーム「KUJIME Dr.K+ FUSICA CREAM」(左)を販売中。
***********************