いよいよ開幕! プレミアリーグ 優勝を争う「ビッグ5」への「5つの質問」

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2015年08月07日

復活を期すリバプール 今夏の最大の損失は?

スターリングの代役という重責を担うフィルミーノ。58億円という移籍金に期待の大きさが。 (C) Getty Images

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【リバプール】
2014-15シーズン 6位
(※選手の獲得・退団など移籍に関する情報は8月7日現在)
 
Q1)今夏の最大の補強は?
 
■ロベルト・フィルミーノ/攻撃的MF
 
 ブンデスリーガ記録となる4100万ユーロ(約58億円)で獲得したブラジル代表だ。
 
 サイドからの鋭い仕掛けで大きな違いを生み出していたスターリングがシティに去り、その後釜探しこそが今夏最大の補強テーマだった。同じく左サイドを根城に敵陣深くで決定的な仕事ができるフィルミーノは、まさに恰好のタレント。
 
 攻撃の中軸である同胞のコウチーニョとは旧知の間柄で、創造性溢れるコンビネーションが期待できる。
 
Q2)今夏の最大の損失(退団選手)は?
 
■スティーブン・ジェラード/セントラルMF
 
 ジェラードの慰留失敗はあまりに手痛い。戦力面でのマイナスはさほどではないが、ロッカールームの雰囲気や敵に与える威圧感など、不動のカリスマがピッチ内外で誇示していたプレゼンスは代替不可能だ。
 
Q3)移籍市場が閉じる9月1日までに、チームはどの程度変わる?
 
 すでに8人の即戦力を獲得しており、ロジャース監督が推進した刷新プロジェクトはほぼ完了した。あとはやや手薄な感のあるセントラルMFと左SBに一線級を迎えるかどうか。
 
 セントラルMFはイジャラメンディ(R・マドリー)が、左SBはディーニュ(パリSG)が有力候補に挙がっている。
 
 一方で余剰戦力の整理は進んでおらず、バロテッリやボリーニ、ルーカス、J・エンリケらは適正なオファーさえ届けば、即売却となるだろう。
 
Q4)成否(優勝する・しない)を左右するファクターは?
 
 得点力の向上、それに尽きる。
 
 リーグ優勝の一歩手前で泣いた13-14シーズンに101得点を挙げたチームが、昨シーズンは52得点とほぼ半減。スアレスの退団やスターリッジの相次ぐ故障離脱などマイナス要素が重なったとはいえ、攻撃そのものに迫力がなかった。
 
 失点は過去2シーズンともに50点前後と比較的安定している。新たな大砲ベンテケをはじめ、フィルミーノやイングス、オリギらニューカマーをうまく取り込み、チームアタックのバージョンアップを果たせるかどうか。浮沈の鍵を握る最大のファクターだ。
 
Q5)優勝確率はズバリ、何%?
 
■50%
 
 攻撃の破壊力は昨シーズンを凌ぐが、優勝争いを演じた13-14シーズンのレベルには達しておらず、覇権を争うライバルとの戦力比較でも見劣りする。トップ4狙いが現実的な目標だろう。

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文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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