サッカーダイジェストWebが、ワールドサッカーダイジェスト編集部を直撃！
 
　サッカーと雑誌作りに情熱を傾ける編集部を定期訪問して、世界のサッカーの最新事情からワールドサッカーダイジェスト最新号の内容まで、根掘り葉掘り聞き出します。
 
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――プレミアリーグがいよいよ開幕します。“前座”のコミュニティシールドは、アーセナルがチェルシーを破りましたね（１-０）。
 
プレミア担当A：試合前からチェフがいい顔していたよね。気合い十分で。シュチェスニーじゃ、あの空気は運べなかった。
 
プレミア担当B：勝負を決めたチェンバレンのゴールは見事でした。アーセナルは仕上がりが良さそうです。早い仕上がりに、逆に不安もありますが。
 
――優勝争いを展望すると？
 
プレミア担当A：独走レースにはならないはずだ――。
 
プレミア担当B：それ、最新号で使ったフレーズじゃないですか（笑）。８月６日発売のワールドサッカーダイジェスト最新号は、恒例の「ヨーロッパ各国リーグ 開幕ガイド」です。お手元に、ぜひ！
 
　優勝争いは、そうですね、混戦が期待できそう。鍵を握るのがユナイテッドでしょう。
 
プレミア担当A：ユナイテッドは、補強がまだあるよ。CB、CF、それからGK。デ・ヘアを出すなら、代わりの正守護神が欲しい。ロメロはおそらく第２GKだから。
 
――移籍市場が閉じるのは１か月弱先。勢力図はまだ変わりそうですね。
 
プレミア担当B：期限間際の駆け込み移籍は、アーセナルの専売特許ですからね。
 
プレミア担当A：ただ、それって要は“パニック・バイ”でしょ。焦りに駆られての無理な補強。ユナイテッドに２-８で大敗して、期限最終日に買い漁ったのは４年前の夏だった。過去に、駆け込んで優勝したチームはないよね。
 
――ズバリ、優勝は？
 
プレミア担当B：アーセナル、と言います、期待も込めて。ただ、CFかCBにもう一枚欲しい。CBは正直、メルテザッカーでは厳しい。スピード不足もそうですが、組み立てのパスが酷い。弱いんですよ、パスが。
 
　CFは、ウォルコットの起用がはまれば。コミュニティシールドでもCFで先発して、チェンバレンの決勝点をアシストした。本人はずっとCFを希望していて、昨シーズン終盤から形になりつつある。
 
プレミア担当A：チェルシーの連覇、かな。主力が軒並み健在で、守備が安定している。
 
プレミア担当B：テリーは大丈夫ですか？　１年もちます？
 
プレミア担当A：たしかに、最終ラインの層の薄さは気になるところ。エバートンのストーンズは欲しかった。
 
プレミア担当B：高額オファーを断られたんですよね、二度も。
 
――岡崎慎司のレスターは、どうですか？
 
プレミア担当A：残留は間違いないと思うけど、ただ、カンビアッソとの再契約失敗は大きな誤算。
 
プレミア担当B：パーカー（フルアム）なんかどうですかね。34歳のMFは、ボーンマスが狙っていますが。
 
――最後に、何かありますか？
 
プレミア担当B：ワールドサッカーダイジェストの最新号なんですが、とくにおすすめしたいのが、鬼才サイモン・クーパーの連載ですね。
 
　ジュール・リメ杯を追ったそのドキュメントには、興味深い事実が綴られています。ぜひ、購読いただけたら。