いよいよ開幕! プレミアリーグ 優勝を争う「ビッグ5」への「5つの質問」

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2015年08月07日

ユナイテッドの成否を左右するファクターとは

その実力に疑問を差し挟む余地は全くない。シュバインシュタイガーに懸念があるとすれば、31歳という年齢と初挑戦となるプレミアへの適応だろう。 (C) Getty Images

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【マンチェスター・ユナイテッド】
2014-15シーズン 4位
(※選手の獲得・退団など移籍に関する情報は8月7日現在)
 
Q1)今夏の最大の補強は?
 
■バスティアン・シュバインシュタイガー/セントラルMF
 
 攻守両面で質の高いプレーを保証するワールドクラスで、ここ数シーズンのユナイテッドの中盤に欠けていた守備面の安定感と、リーダーシップ、創造性をもたらすはず。変革の象徴的存在になるだろう。
 
Q2)今夏の最大の損失(退団選手)は?
 
■アンヘル・ディ・マリア/攻撃的MF
 
 英国史上最高額の移籍金で獲得したディ・マリアをわずか1年でパリSGに放出。移籍金の収支はおよそ17億円のマイナスで済んだものの、2列目で幅広く機能する世界有数のアタッカーの個性を戦術の中でまるで活かせなかった。
 
 チーム内での孤立を招いてモチベーションを低下させるなど、バックアップ態勢にも問題があった。
 
Q3)移籍市場が閉じる9月1日までに、チームはどの程度変わる?
 
 ファン・ハール監督が目指しているのは新レギュラーとなりうるCBとCFの確保で、ともにワールドクラスの大物を所望。
 
 CBはS・ラモス(R・マドリー)の線がほぼ消えたため、オタメンディ(バレンシア)が筆頭候補で、CFはイブラヒモビッチ、カバーニ(ともにパリSG)、ミュラー(バイエルン)、イグアイン(ナポリ)ら複数のターゲットの動向を追う。
 
 いずれも交渉は難航しているが、最後は札束攻勢でまとめ上げるのではないか。
 
 デ・ヘアの今夏のR・マドリー行きは流れた模様。
 
Q4)成否(優勝する・しない)を左右するファクターは?
 
 デパイ、シュバインシュタイガー、ダルミアンの新レギュラー3人はプレミア初挑戦でその適応力が問われる。
 
 指揮官は北米ツアーで、昨シーズンとは異なる中盤の構成力を重視したスタイルを導入。これが新シーズンの基本軸となるだろう。新戦力を上手く取り込みながら、新たな戦術を早い段階で浸透させられるか。名将の手綱さばきに依るところが大きく、序盤戦でもたつくようだとチェルシーやシティに水を開けられかねない。
 
 あとは守備の強度アップ。カウンターに脆い最終ラインの不安は拭えず、新CBの獲得はマストだ。そのうえで連携の熟成を図りたい。
 
Q5)優勝確率はズバリ、何%?
 
■60%
 
 CFとCBの超一線級がスカッドに加われば、さらに10%ほど上昇するだろうが、現時点ではライバルたちに比べて守備力が脆弱。

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