復帰後は奇跡的な瞬間の連続
「スピリチュアルな部分があるんじゃないかと本気で考えています。説明がつかないことも多すぎて」
左膝の大怪我から復帰した後の出来事は、本人も驚くほど奇跡に近いことばかりだった。
前述したように復帰戦となった8月29日の13節、清水戦では10分少々の出場ながら、いきなりゴールをマーク。「等々力には神様がいた」という言葉も象徴的だった。
続く18節の横浜FC戦では憧れの三浦知良と共演。交換したユニホームはロッカーの壁にかけてパワーをもらっているという。
そして23節の名古屋戦では、今季のリーグ戦で唯一黒星を付けられていた相手に対し、2アシストで勝利に貢献。同一シーズンでのリーグ新記録となる11連勝達成にチームを導いた。
そして前日のFC東京戦である。「練習でもしっかり結果を残してくれていた」(鬼木監督)という男は、試合をこなすごとにアップデートを繰り返していたインサイドハーフという役割を実に見事にこなし、自らの40歳の誕生日を祝う決勝弾を決めてみせたのである。
本人も「これ以上、望んだらバチが当たると思っています」と苦笑いするほどだ。
左膝の大怪我から復帰した後の出来事は、本人も驚くほど奇跡に近いことばかりだった。
前述したように復帰戦となった8月29日の13節、清水戦では10分少々の出場ながら、いきなりゴールをマーク。「等々力には神様がいた」という言葉も象徴的だった。
続く18節の横浜FC戦では憧れの三浦知良と共演。交換したユニホームはロッカーの壁にかけてパワーをもらっているという。
そして23節の名古屋戦では、今季のリーグ戦で唯一黒星を付けられていた相手に対し、2アシストで勝利に貢献。同一シーズンでのリーグ新記録となる11連勝達成にチームを導いた。
そして前日のFC東京戦である。「練習でもしっかり結果を残してくれていた」(鬼木監督)という男は、試合をこなすごとにアップデートを繰り返していたインサイドハーフという役割を実に見事にこなし、自らの40歳の誕生日を祝う決勝弾を決めてみせたのである。
本人も「これ以上、望んだらバチが当たると思っています」と苦笑いするほどだ。
だが、これまでの出来すぎたストーリーは、誰よりもフットボールを愛し、上手くなるために不断の努力を続け、フロンターレ一筋でサポーターを魅了し続けてきた男への、サッカーの神様からのプレゼントなのかもしれない。
だからこそ、そのフィナーレはいかなるものになるのか、多くのファンが注目している。そして今はこれまでの功績に見合う幸福な瞬間が訪れることを切に願いたい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
だからこそ、そのフィナーレはいかなるものになるのか、多くのファンが注目している。そして今はこれまでの功績に見合う幸福な瞬間が訪れることを切に願いたい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)