【モンテディオ山形秘話】本田拓也と坂元達裕が示す「J1昇格への道筋」

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2019年07月31日

J1昇格へのポイントは?

ふたりの絶妙な掛け合いが印象的だった坂元(左)と本田(右)の対談。彼らの仲の良さが伝わってきた。写真:徳原隆元

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──J1昇格へのポイントは?
 
本田 過酷な夏場の戦いをどう乗り切るかですね。アウェーゲームになると(山形と)湿度が全然違うので、選手一人ひとりが身体のケアを高い意識でできるか。毎年この時期は怪我人も増えてくるので、それをいかに減らせるかです。
 
坂元 長崎とのアウェーゲームは蒸し暑くて息も上がりやすかったので、きつかったですね。
 
本田 後半戦は総力戦になってくるので、いろんな人の支えも必要です。クラブの関係者やサポーターとか、そういう人たちの力を合わせてひとつになれればJ1に昇格できると思います。
 
──勝負の後半戦。それぞれどんなプレーを。
 
本田 チームがピンチの時にどれだけ走って戻れるか。守備のところで足りない部分があれば、どんどん発信していきたいです。
 
坂元 個人的には、ゴールとアシストをもっと決めないといけません。
 
本田 隊長のドリブルなら、ふたりくらいは剥がせる。あとはゴールやアシストをもっと決めることができたらJ1でも通用するし、J1の上(のクラブ)を目指してもいい。それくらいのポテンシャルはあります。
 
──前半戦21試合の坂元選手は3ゴール・1アシスト。後半戦はもっと決めたいですね。
 
本田 隊長は最低でもあと5点。それから、10アシスト。
 
坂元 シャドーはシンプルに結果を求められるポジションなので、それくらい取れるように頑張ります。
 
取材・文:嶋 守生(フリーライター)
 
プロフィール
ほんだ・たくや/1985年4月17日生まれ、神奈川県出身。177センチ・75キロ。FCコラソン-桐光学園高-法政大-清水-鹿島-清水-山形。08年の北京五輪に参戦し、ザッケローニ監督の下でアジアカップ制覇を経験したボランチ。ボール奪取力とポジショニングに定評があり的確なコーチングで中盤を仕切る。
 
プロフィール
さかもと・たつひろ/1996年10月22日生まれ、東京都出身。170センチ・63キロ。FC東京U-15むさしー前橋育英高-東洋大-山形。前橋育英高では3年次に冬の選手権で準優勝。Jリーグ初出場は19年2月24日の岐阜戦(J2・1節)で、初得点は同年3月10日の町田戦(J2・3節)。今季加入した山形では3-4-2-1システムのシャドーが主戦場で、プロ1年目から主力級の活躍を見せている。躍動感溢れるドリブル突破が魅力で、前線への鋭い飛び出しでフィニッシュにも絡む。
 

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