【モンテディオ山形秘話】本田拓也と坂元達裕が示す「J1昇格への道筋」

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2019年07月31日

「大崩れしないのは大きな強み」(本田)

坂元を温かく見守る本田。「隊長」というニックネームの名付け親でもある。写真:徳原隆元

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──ここからはリーグ戦の戦いぶりについて訊かせてください。前半戦を終えて首位ですが、今季ここまでの手応えは? 
 
本田 上手く行ってますけど、主導権を握り続けている完璧な試合はほぼないんじゃないですか? そう考えると、よく接戦を制しているなと。勝負強くはなっています。
 
坂元 まずは守備から入って、上手くはまっている試合もあります。ただ、自分たちのペースに持ち込めないゲームも多いです。
 
──前半戦で印象に残っている試合は?
 
本田 岡山戦(12節)や鹿児島戦(16節)はボールを持たれたうえに、守備もハマらなくてしんどかったです。マイボールにしても上手く攻撃できなかったし。
 
坂元 そういう試合はすごく体力を使ってしまうので、できれば避けたいです。
 
──苦しい時間帯をどう凌ぎますか?
 
本田 まずは失点をゼロに抑えればチャンスはあると思いながらやっていて、前線の選手との繋ぎや距離感は大事にしています。隊長と僕のところ(シャドーとボランチ)や前線の選手との距離が間延びしていたら、「そこを修正しよう」と言っています。
 
坂元 タクさんからそう指示されるケースは多いです。
 
本田 隊長の献身もあって、今年はコンパクトな守備ができています。大崩れしないのは大きな強みだと思います。
 
──内容的にもっとも手応えを感じた試合は?
 
本田 福岡戦(11節)は後半アディショナルタイムまでゴールを奪えませんでしたが、ボールを握ったうえで繋ぎの意識も高くて、厚みのある攻撃ができていました。
 
坂元 僕は東京V戦(8節)。先制されながらも、アグレッシブなスタンスで逆転できたところが良かったです。
 
──前半戦で得られた収穫は?
 
坂元 プレスがハマらない試合でも、身体を張りながら無失点に抑えてどうにか勝てています。粘り強く戦えたのは大きな収穫で、後半戦も集中してやりたいです。
 
本田 ボールに対して2人や3人がスライディングに行く回数は去年より増えている。ただ、前半終了直前や試合終了間際の失点が目立つので、そこは改善していきたいです。
 
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